チョコレートが好きだ。
子供の頃から好きで、お菓子作りを一人でもできるようになる頃には、毎年50個以上のトリュフや生チョコを作り、友達と交換していた。
10代の頃はそれなりに、好きな人に渡すイベントでもあったけれど、今はもっぱら、年に一度自分で食べたい美味しいショコラを買い漁るイベントである。
とはいえ、チョコレート以外にもお金を掛ける先はあるもので、昨年からは量は控えている。
今年は4つのお店だけ。
去年は3つ。
一昨年は…12。
買う種類のメインが違うからというのも理由で、昨年と今年はボンボンメイン。一昨年はビーン・トゥ・バーメイン。1商品の価格が全然違うだけで、総額はさほど変わらない、はず。
一昨年から、バレンタインの催事で購入したチョコレートを食べて記録をつけている。
茶色の表紙のノートに、茶色のペン。
タブレットならパッケージ、ボンボンショコラならパンフレット。
貼り付けて、食べた感想を書く。
チョコレートが好きと言いながら、高級なショコラを買うのは2月のこの時期くらいなので、1年経った時に、どこのショコラが好みだったのか忘れてしまう。
お店もだけれど、どこの産地のものなのか。もっと早くから記録しておけばよかったと思っている。
ボンボンショコラとビーン・トゥ・バーを好んでいる。
ボンボンショコラも、プラリネやフルーツを使ったものより、カカオの違いを楽しめる方がより興味がある。
生チョコレートに関しては、お酒の入ったものが好き。
チョコレートは甘くて苦いだけではない。
酸味のあるショコラ、煙のような渋さ、土っぽさ。
産地によって、全然違う。
カカオは農作物である。
チョコレートそのものがメインのショコラは、それを思い出させてくれる。
今日やっと、今年買ったショコラを食べ始めた。
今日のものは私としては珍しく、カカオの違いを楽しむタイプではないボンボンショコラ。味の組み合わせが少し珍しくて面白かった。