7年半働いたノハナ社を今日づけで退職です。せっかくなので筆をとります。7年半つうと生まれた赤ちゃんが小学生になりますねという喩えはよく使うと思うんですが、ノハナ入社後に生まれた二男がもう一年生になったので、身をもって実感するわけであります。
ノハナにはEC事業立ち上げ期のドライブ要員として入り、職能としてはデザインチームに所属するものの、施策立案から実装までの全工程をやらせてもらってました。EC撤退後はフォトブックアプリのWeb側を主軸に改善を回し、新商品の導入や別事業の手伝い(フォトスタジオの予約ページ改善等)をしたり、執行役員拝命後はフォトブックアプリのPdM兼UXデザイナーとして施策を回しつつ、開発部の長としてマネージメント業務などもさせてもらいました。その間にミクシィグループからのMBOやコロナ禍でのフルリモート移行などもあり、なかなか濃密な7年半でありました。
ノハナはとてもオープンでフレンドリーな会社でした。オフィス時代は かき氷会をしたり魚を捌く会をしたり、就業後にオフィス飲みなんかもよくやってました。社内勉強会も頻繁に行っており、これらのイベントもカジュアルに開催してよい空気感がありました。(WorkFromSentoと称して、スーパー銭湯で仕事をするなどもやってましたが、今考えるとお前ら仕事してんのかと思ってしまいます。いや、仕事はしてたんです。)この空気感は社長であるomoriさんの人柄が醸してたと思います。いわゆる心理的安全も高く、ミーティングの場では皆が遠慮なく議論を交わせるムードがあったと思っています。育休を取るメンバーも男女問わず多く、企業ミッションである「一組でも多くの家族に笑顔を」を社員の家族から叶えているところにも現れてるなぁと。(僕もガッツリ育休を取らせてもらった)
余談ですが、ふりかえってみて思い出すのはリアルオフィス時代のことばっかりなんですよね。オフィスで同僚と話したこととか、ランチ行ったこととか、飲みに行ったこととか。オンラインでの出来事は記憶に残りにくいのかもしれません。フルリモートになってから入ったメンバーとの思い出も、リアルで会ったときのことが色濃く思い出されます。zoom画面上のコミュニケーションはリアルには敵わない。
社会人、デザイナーとしてどう成長したかと問われるとよくわかりませんが、toCのWeb(アプリ)サービスにおけるオペレーションや施策の勘所のようなものは身についたような気がしてます。また、経営課題からドリルダウンして開発チームやプロダクトの方向性を探ったり株主の意向を反映させたりといったアプローチは今まで経験したことはなく、そこの発想や思考を経ることができたのは良かったと思います。平たく言うと今まではユーザーのこと、もっと言うとユーザーの短期的表面的な便益しか考えれてなかったのでした。抽象的ですが、より広い視野を得ることができたように思います。
なぜ辞めるのかなんですが、ノハナを卒業して転職した人の話を聞くと、みんなそれぞれ楽しそうなんですよね。もともとジョブホッパーだったのもあり、漠然とそろそろ次の環境を探してもいいかなぁなんて思ってました。そんな折、前職での同僚の紹介で次の会社と出会い、ヨッシャいっちょやってみっか、となったのです。(実際は出会ったのは2023年の頭で、転職を決めたのは今年に入ってからですが)ちなみにノハナとは業務委託で今後も関わる予定です。
というわけで麻尾ノハナ編は一旦完です。在職中お世話になった方々、感謝です。
明日からはREASE社編が始まります。