「裁量を持って」という表現を見かけます。
裁量があると何かを決められたりするわけですが、裁量があればなにをしてもいいというわけではないと思うのです。
決めるためには、その過程でいろいろなことを考慮したり、ものごとを調整したりする必要があります。
経済的合理性だけではなく感情に寄り添うことも、ひとつの要素だったりします。
裁量を持っている状態があったとして、さらに裁量を広げていくには、いまよりもさらに考えることが増えます。
ひとりの能力には限界がありますし、いろいろな視点があるとものごとは進みやすいので、裁量を発揮するには他人との協調が不可欠なのかなぁと思います。