p4 謙虚さを忘れてしまった私へ

yuina_p1016
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今日を振り返ると、なんだかいい一日だった気がする。

第一志望企業群の一社から一次試験通過の連絡が来たり、明日の番組のゲストが急遽決まったり、4月から担当することになった新番組の方向性が大枠決まったり、色々とだ。

朝の星座占いを思い返すと、今日は3位だった気がする。         いつもはランキングが高くても低くても、微妙に信じられないから気にしていなかったが、今日は信じた。

「予期せぬ抜擢や評価、気づき」という風な文言が並べられていたような気がする。

そんな少しスッキリしたような気分で帰路に着き、ご飯を食べて、やることを行う前にYouTubeを見た。

私の考えや行動に迷いが生じた時によく観ていたチャンネル「大愚和尚」がスクロールするうちに出てきた、すごく久しぶりに見る。

サムネイルを見ると、大テーマに転職、良きキャリアアップを歩める人の特徴について、と書かれており、前編・後編と2部構成で収録されている、かなりの力の入りようだ。

私も現在、絶賛転職活動中であり、興味を惹かれその内容に目を通した。

なぜ、隣の芝生は青く見えるのか。

選択肢が多くなり過ぎた世の中でどの環境に身をおいても自分の仕事に意識が向いていない限り、一生人のいる芝生が青く見え続けてしまう。という風な話から始まっていた。

「工事現場に足を運んでみてください。」

建物が立つまでは、すごく時間がかかる。いつもその目の前を通るといつ着工するのだろうと気になって見るが、なかなか着工しない。

そんな風に何度も思っていたある日、建物の基礎が建っていた。そこからはあっという間で気づけば数ヶ月と経たずに建物が完成していた。

これを聞いて、見て何を思うか?

仕事において、”基礎”というのは非常に大切だということ。

「前職で基礎も培っていない人を次の会社の人はどうやって評価したらいいのでしょうか?」

この言葉、そして動画全体を通してハッとさせられた。

私は、昨年1年間、ちょうど今の季節から現職のメディア業界に入り込んだ。以前は、広告業界に勤めていたということもあり、少し関連する点もあるという理由から正社員ではなくアルバイト、派遣社員としてスタートした。

この時、本当は正社員としてどこか会社に入りたかったのだが、そう簡単にはいかなかった。早期退職を繰り返し、目標が定かではない私を雇いたいと思う会社などなかった。

廃人のように様々な求人ページを見漁っていた時に現職のサイトでAD募集とアルバイト求人が出ているのを発見し、勢いで応募。なんだかんだで再スタートを切ることとなった。

そこから、2社の会社を行き来する生活が始まった。低賃金で肉体労働もあり、雑用で営業活動もしなきゃいけない。

メディア業界は厳しく、無理するのは当たり前くらいの勢いの扱われ方で融通を利かせて働いた。重い荷物を持って山を登る経験や雨に振り込められながら取材をする経験もした。もちろん、見た目だけや頭が弱いなど屈辱的な言葉を浴びるほど言われ、共に働く仲間のような存在の人からは疫病のような扱いを受け、ありもしない噂や悪口を書かれた。お金の出ないよなイベントの企画・運営を半年ほど行い「最終的には学生と変わらないレベル」とまで言われた。

((※まずは、ここまで1人で走り切った自分に感謝と絶賛の言葉を送りたい。ありがとう、そしてよく頑張りました。))

ここまでくると流石に何度も辞めたくなることはあったが、「いつか辞めるから大丈夫」と心に言い聞かせ通い続けた。

以降、正社員並みのメンタルで働くのを諦め、どんなに酷いことを言われようとも自分のペースを守った。

とはいっても、番組運営は続くし‥とりあえず3月までと心に決めゲストブッキングや番組の質向上に努めた。

そして、運命の3月となり、今日こんな動画に出会ってしまったのである。

率直に感じたことを言うと、私はまだまだであると言うことをなんとなく自然と腑に落ちて認めざるを得なかった。

何一つポジティブに状況を捉えれていなかったことにも気づいた。

小さいながら地方のコミュニティ放送局に努めている経験は貴重であり、それにFBS福岡放送(テレビ局)の裏方業務も経験し、メディア業界に精通している。それに、番組運営など自分にとって人脈を広げられたり、実績に繋げることのできる経験を重ねてきたが…なんだか上手くいかしきれなかったなあ。

1年目は全ての基盤をスタートさせる土台づくりにしかすぎなかった。

だから、社長は基盤作りをしろと資格取得を提案してきたり、イベントの企画運営をしろと言っていたのか。学びながらお金もらえるなんてそんなに有難い環境はない、甘い!!など散々言われてきたかな。

私もプライドが高く、その言葉を受け入れられなかった。社長が間違っていないことは分かっているが。その通りすぎて腑に落ちなかったのだ。

1人で黙々とする作業をし1年が経ち、4月から新しく若い女性メンバーで構成する番組をスタートする。提携会社の女性社長からの指導はなんだか有り難く感じられ、人と知恵を出し合いながら働く楽しさを感じた。

私はいつも何をするにも1人で反対意見も多数受けてきたからだ。

何気なくチームで 意見を出し合い共に作り上げることへ喜びを感じた。

((※一つ気づいいたのは、私はチャンスをたぐり寄せるのは上手なのだが、社会人になる前くらいからそれをうまくものにできた経験が全くない。自分自身に対してネガティブな感情が湧いていることにごめんねと思う。))

とにかく!私は思っている以上に力不足を感じている。

そして、未熟だ。でも未熟であることは悪いことではない。        気づけた自分に本当に偉い!とさえ思っている。

イベントもしようものなら全く1人じゃやる気が出ないし、番組運営も外部は巻き込めたもののその人をその気にさせながら一緒に取り組むのは難しかった。

とにかく、1人で何かできると思い上がっていたのがなんだか恥ずかしい。

やっと氷山の一角でしかものが見えていなかったのが、氷山の水面に浸かっている部分を捉えることができた。

色々と自分で思っていた使っていた言葉のニュアンスとリアルに経験して感じる言葉のニュアンスとは随分と違った。

25歳で気づけて本当に良かったかもしれない。

それと同時に、明日から私には何ができるのだろう。とも思う。

自分の考えだけでは自身がないし、本当にこの道を進んでいきたいのかも分からない。

だが、すぎていく日々を大切にしながら本気で向き合うしかないのだろう。

今年のテーマが今やっと見えた気がする。「愛」だ。

自分に対しても周囲に対しても、「愛」を持って接し関わること。

転職活動においても、これまでの経験や能力だけに固執せず、努力する。不安ならその不安を埋めるためにしっかりその不安と向き合い、改善活動に時間が許す限り取り組む。

そして、時間をくれた、機会をくれた面接官に魂燃やして語りかける。恥ずかしいなんて関係ない。みんな世の中生きるのに必死なのである。

お金をもらえないから仕事もそれなりで…ではなく、ここから得られることも意識しながら、雇ってくれる人、関わってくれている人に愛を持って接する。

((※番組も6月に辞めるからその番組も終わりで…ではなく、何か次に残していこうと精一杯取り組むこと))

そして、気になること、挑戦したいことがあったらその経験を小さくてもいい。始めてみる。海外に飛び込むもよし、気になっている領域のイベントを開催するもよし、新しく事業の種を蒔くもよし、自分のスキルアップのため無償で何かを初めて見るもよし、気になる会社の取り組みに無償で飛び込んでみるもよし。

自分で思っている以上にやれることがある気がする。

そう思うと、なんだかまだ辞めるには早すぎる気もしている。

また、一つ思い出したことがあるのでただ単にメモがわりに綴るが、

高校3年生の10月16日、今でも覚えている。この日は、私の基盤を作ってくれたといっても過言ではない、母校北九州市立大学の受験日だった、そして私の誕生日でもあった。

受験では、3対1の面接。北九州市という生まれ故郷を100万人都市に戻したいという切り口で私は話をし、熱く語ったのを覚えている。受かりたいと強く願うこと、そしてその気持ちが溢れ出して言葉になる。目には涙も浮かべていたような気がする。

あの時は、まだ自分の能力に投資家のような気持ちで自信を持っていて、そして謙虚に相手に情熱を伝える熱量を持っていた。

その後、大学に入学が決まり、活動も勢力的に行なった。発足したばかりの実習であるESD プロモート実習に所属し、さまざまな基盤づくりを経験し、実習の名前付にももちろん携わった。そして、2年度から始まるゼミ活動。チームリーダーを努め、苦手なみんなを牽引する取り組みにも全力で取り組んだ。この時は結構きつくて、苦手だから任せていい?って素直に言えば良かったななんて思う(笑

そんなこんなで今思えば楽しいと思った思い出だけど、当初はきつかったと思う。でも、思い出はキラキラしていて、私は人と協力して何かを生み出すことが好きなのだと改めて感じさせてくれた。

そして、まだまだ経験も不足しているし、スキルもない!!

まずは、それを認めてとにかくがむしゃらに取り組んでみる。

・スキルアップしたい、気になる領域にお金を払ってチャレンジ。勉強してみる。

・まだ自分の領域が定まっていない。経験や人との出会いにお金を払ってもいいかも?

なんか、自分の可能性を信じるだけでワクワクしてきた。

2024/03/26

@yuina_p1016
日々の思いを綴ります。 誰にでもやってくる人生の分岐点を共有し誰かの支えになりますように