あらすじ
竜が怒れば人類は滅亡!?
竜にとって人間は蟻も同然、それでも彼らは人間の治療を受けいれるこれは竜の医療に命をかける人々と、人を愛する竜の物語異世界青春医療ファンタジイ第2弾。
筆記試験は零点ながら、竜との対峙で入団を勝ち取ったリョウ。だが、初等教育も受けていなかったため小学校から学び直す羽目に。一方レオは驚異的な記憶力と知識で入団を果たすが、血を見るのが苦手で医者としては前途多難。リョウは熱を観ることができるというヤポネ人の視力を武器に、レオと共に幾つもの症例に挑む。だがカランバスの竜には最期の時が迫っていた。
生と死と医療のあり方を見つめる、異世界本格医療ファンタジイ。
感想
ディドウスが娘と同じ病気になったかも…のとこはハラハラしたし、そのディドウスの治療でリョウが目を酷使した積み重ねで失明したりでなかなかの絶望感を味わったけど、最終的にはうまくまとまって良かった…!
レオも死の医師団に連れていかれたけど、最終的にはそこもうまく収まったからほんと良かったよね。
ディドウスの懐の広さのおかげだよね。
そして、まさかのニーナが元元首だったのも大きいよね。
死の医師団にレオの姉のタマルがいて、その姉からも一目置かれていたりと、ニーナって結構大物だよね。
レオを連行しようとしたときは姉なのにタマルって冷酷だなと思ったけど、連行先では結構待遇がよかったり、姉として実は気を揉んでたりしたことも分かったり、ドーチェについてディドウスに隠してる罪悪感もあったりと、ちゃんと人間味のある良い姉ということが分かってホッとした。
今回のリョウの目の移植手術ってヤポネ限定ではあるけど、かなりの可能性を秘めてるよね。
そして、リョウの潜在能力がすごすぎて名医になるのが確定してる。
レオの一族も死の医師団としての本来の役目をまたできることになって、ニーナの後継が揃って良かった。
ディドウスの生と死を担う医師が2人必要だったのね。
生はリョウが、死はレオが担うんだね。
3巻出てほしいんだけど、出るよね?
★★★★
2024/04/09 読了