あらすじ
竜の医療は命がけ!
くしゃみをすれば竜巻が起き、背中を掻けば山が潰れる!?
そんな竜の病を治すために情熱を注ぐ変人だらけの医師たちと、医師を目指し奮闘する少年二人の成長を描く異世界青春医療ファンタジイこの世は竜の創りしもの。竜のあるところに豊穣あり。だが竜が病みし時、彼らは破壊をもたらす。
〈竜の医師団〉とは竜の病を退ける者。
極北の国カランバス。虐げられし民ヤポネ人の少年リョウは、飛行船の発着場を目指していた。その途中リョウは、同じく竜の医師団を目指す上流階級のお坊ちゃんレオニートに出会い、協力して船に乗るが……。
感想
ディドウスかわいい。
竜ってあんなにかわいいんだ。
まさに天地創造の主という感じだけど、そんな竜は人間のことが好きなんだね。
ディドウスが診察や治療でごねたり聞こえないふりするところ、人間臭くて笑ったし可愛かったな。
でも、ちゃんとこっちの話は聞いてるとこがまた笑いを誘う。
〇〇の人や民という種族が存在する世界観だけど、種族ごとに設定がとても練られていたなぁ。
ヤポネはかなり特殊だけど、今回分からなかった他の民にも色々何かあるんだろうね。
リョウに名前呼ばれて、嬉しそうにするレオ可愛かった。
リョウが素直じゃないから、坊っちゃん呼びするから名前を稀に呼ばれると嬉しいんだろうな。
リョウ、もっとレオって呼んであげて(笑)
そんなツンデレなとこ含め、レオはリョウ溺愛してるよね。
距離感バグってるよ(笑)
そんなかわいいレオだけど、真珠ノ民は結構罪深そうな事情があるね…。
生きてる竜に触ってはいけない禁て……。
しかも、よりにもよってカランバスのヤポネの亡き主竜のドーチェを殺してしまったかもとは。
レオ、どこかに連れていかれるみたいだけど、二度と再会出来ないのかな…。
リョウ、白紙回答だったから受からないかもな~と思ってたけど、さすが竜の医師団。
合格条件が特殊だったから、リョウも無事合格!
そうだよね、肝心なディドウスと対峙できるかどうかが一番大事だよね。
医師団は偏見も持たないところで憲兵も手出しできないところだから、これからは安泰だ。
借金が莫大だけど(笑)
教育受けてないから仕方ないけど、初等教育からになっちゃったしね。
尋常ではないレオはやはり飛び級で妙に納得。
それも一気に医師課程。
完全記憶能力だよね、あれ。
それにしても、ヤポネの目ってやっぱり特別なんだね。
年々熱を見れるヤポネが減ってるってのはやっぱりドーチェが亡くなったときにヤポネはカランバスに降りたから、それが関係してるのかな。
そんな中、熱を見れるリョウって本当に特別なんだろうな。
秘境に落ちたときも『オカエリ』って言われてたしな。
あれは、ドーチェと同じ遺伝子を持つ父竜のディドウスだったから、『オカエリ』って受け入れられたのかな?
竜の、ディドウスの治療をする上ではもってこいなリョウだけど、まさか主治医を目指すことになろうとは。
前途多難だけど、頑張ってほしい。
せっかく掴んだ幸運だもん。
リリはサバサバしてていい子だなぁ。
リョウのこと同年齢と思ってるみたいで、距離感がまさに友達って感じで微笑ましい。
まさか看護主任の娘だとは思わなんだ。
★★★★
2024/04/06 読了