マネジメントなんかをやるようになると数字を見る機会が増える。
数字を求められることも増える。
資本主義社会は数字がついて回るので仕方ないと思うし、そう言った一面も確かに必要であることに変わりはない。
蛇足)自分だって年収いくつだ売上いくつということにこだわりというか一定の目標値を持っている人間である
数値は大事だけど目的ではない
多分多く語られるキーワードではあるけど、これを認識して立ち振る舞えている人ってどれくらいいるのかなと思う。(自分はできているという話ではない)
やっぱり何かをしようとしたり、誰かを動かそうとするとどうしても数値を求めることを求めている時点で多分理解できていない。
極端な話数値だけを追い求めれば数値目標を達成する手段なんていくらでもあるだろうけど、それではダメだよね。(ミッションとかビジョンとかパーパスとかそう言った類の話がやっぱり軸にあるべき)
であれば、マネジメントするときに目的やゴール、指標に数値があると矛盾が生じるはずである。
私が結果として数値で評価することあったとしても自分から誰かに数値を要求することはしたくない。先にも述べたが数値はハックできてしまう。
...ということを考えながら読みました。
個人的にインパクトが強かったのは、第1章の「現場に数字ばかり言い出すのは会社が傾いてきた印です」と第4章の「社員全員モチベーションが高い会社なんて、まああり得ません」はすごく共感しながら読みました。
他人に何かを要求し、それに答えてもらえないことに意固地になってしまうのはマネージャーとして理想とは言えないと思う。
...と私は考えるが、周りは必ずしもそうではないことは百も承知なので、今生きているこの時代で、私ができる範囲の理想の人間としての立ち振る舞いを明日からもしていたい。