2024.2

yukalqqqozlz
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1. Kroi - Sesame

ぶっちぎり?!のOPで知った曲。恥ずかしながらKroi自体も今まで知らなかったんだけど、この中東のインド映画っぽいメロディから始まってるのにちゃんとJ-POPでジャズっぽくもある、いろんな色が混ざっててカラフルな感じがすごく好き。あとこの謎の中毒性なんなんだ….

あとで書くけど人生で初めて邦楽アーティストのライブに行って、これまでアイドルかアニソンかボーカロイドしか聴かない人生だったけど、こういう邦楽ももっと知ってみたいなって思った。

2. ChroNoiR - Wonder Wander World

アルバムの中でも特にTorporがすごく好き。リズム明るいのに歌詞がしれっと狂気じみてて、なのに聴いた感じは何故か爽やかな感じにまとまっていて最高。キタニ楽曲天才かな…

MVも、ベースのタイポがゴシックなの地味にめちゃくちゃよいな〜と思いました。全部明朝体でやるよりゴシックにした方がこの楽曲のリズムに合ってる感じする。どうかWanderersのMVもください。

3. blender

お正月に会社の方で作ったグラフィックで初めてblenderを触って、一回作ったきりじゃもったいないな、と思って前に買った映像講座をベースにちょくちょくいじってみた。

操作には少し慣れたけど、マテリアルを思った通りに作るのがめちゃむず。

いざ案件が来た時に、経験0だとblenderでの絵作りって最初から選択肢として外れてしまうけど、少しでもやってみたことあればチャレンジしやすいやろ!と思ってちょこちょこ触ったけど、偶然そういう案件が舞い込んできているので、やってよかった。

こういう選択肢を増やすためのスキルもうちょっと増やしていきたいなあ…そろそろまたAE触んなきゃな…

4. 「装苑」2024年3月号

衣装特集号と聞いて5億年ぶりに買った装苑。

舞台衣装ってすごく自由な発想に見えて、実際のところかなり制約があるから、その中でいかに美しくかつ一過性のものにしないかみたいなところで自分のやっていることと似たような部分もあるなと思ったりした。

服はプロダクトのパッケージと同じで、着る人の価値自体も変えうる力があるものだろうし、しかも衣装となるとどれだけ動くか、どんな動きをするのか、どんな環境で着るのか、それを着てどんな媒体に使われる写真を撮るのか…みたいな制約がかかってくる。

そう考えると自分が普段仕事でかけられてる制約ってめちゃくちゃちっぽけじゃんという気づきを得ました。

5. 藤田重信「筑紫書体と藤田重信」

川和潤さんと藤田重信さんのトークイベント。

藤田さんと川名さんで、それぞれ書体デザイナーと装丁家としてのスタンスの違いみたいなものがすごくおもしろかった。書体デザイン的には、それ単体ですごくカッコいいものを作りたいけど、装丁家は書体をどれだけカッコよく文字組するかを考えたいという話をしていて、だから川名さん的には筑紫書体は使えばすぐにカッコよくなってしまうから面白くない。という話をされてた。

良い野菜を作りたい人と、良い野菜を作って料理すれば普通に美味しくなるのは当たり前だから、それだけじゃつまらない人みたいな違い。

あと筑紫書体は声量が大きいみたいな話をしてたのも印象的だった。特にQ明朝は大ボリュームで音が鳴るんですよ〜><って仰ってた。確かに筑紫って一発で筑紫ってわかるもんね。

6. 劇場版「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」

オタクとして話し始めると論文になってしまうのであくまで映像と構成について……カメラワークと原作を凝縮した脚本構成がほんとにすごくて………

最初は試合全体を俯瞰してみていた研磨が、最後の最後にはいつのまにかボールだけを追いかけていて、ただ落とさないことに夢中になっていく様子をカメラワークで表して(VR孤爪研磨のとこです)研磨の顔は見えないけど、垂らした汗粒に研磨の顔が反射して少しだけ見えているという演出に縮み上がった。よすぎて。

あと構成も、原作からかなりエピソード絞って書かれたんだけど、逆に絞ったことで研磨の話がすごく伝わりやすく深くなっていたように感じた。

色々制作側の対談とか読んでたら、やっぱりどうしても、原作をそのままアニメ化してほしいと思う人が多いだろう中で、「原作と全く同じなら原作を読めば良い」「アニメ化するならアニメーションとして別の作品を作るべき」という制作側のスタンスがあったことは確かにそうだよなと思ったり、担当編集者さん自体も「全体重を預けて変わることを良しとしている」と話してて、原作側もそう思っていたことが意外だった。

映画見て原作見返して、確かにかなり端折られてはいるのに、でも映画がすごく良かったなって気持ちが変わらないってめちゃくちゃすごいことだよな…

あと去年壮行会のイベントで録音した声がちゃんと入ってたのもすごく良かったな。ハイキュー好きな人たちの生の歓声が入ってるってすごく良いアイデア。

本当に何年も待った甲斐あったしハイキューに出会えてよかったと心から思った......劇場で見られるうちにたくさん見に行くからね………!!!!!!!

7. ANI-ROCK FES. 2024

ヒロアカの歴代主題歌を担当したアーティストのライブ。

今まであんまり邦楽バンドのライブとか行ったことなくて、アニメのイベントで聴いたことしかなかったんだけど、それぞれの出囃子やMCでの煽り方、セトリの組み方とか全然違ってすごく新鮮だったし、知らなかった曲にも出会えてフェスってこんなおもしろいんだなと思った。

個人的にはSUPER BEAVERがあまりにかっこよすぎて完全に持ってかれた〜〜〜〜。話していた言葉がどれも全く胡散臭くなくて、心の底からの本音なんだろうなみたいな感じがして。全然バンドに詳しいわけじゃないからわからないけど、初見の人がそう感じれるってすごいことなんだろうな。

あとamazarashiの時、顔出してないアーティストのライブって幕にずっとグラフィック映ってるから、もし知らない曲だとしても歌詞が読めてビジュアル的にもかなりカッコよくてよかった。こういうライブ演出としてグラフィック作る仕事もいつかやりたいな〜🥹

8. Ado - Value

曲もMVもすごく好き。イラストからアニメーション、コンポジットまでiPadだけでMV作成されてるらしい。今回はiPadだけでつくってくださいって最初に言われたらびっくりするだろうな。でも小さいツールでつくったからこその味みたいなのがあってすごく好き。

もちろんプロのクリエイターが携わったからこのクオリティが出せているのは大前提としてだけど、Capcutで作った動画をTiktokにあげるみたいに、最近はアプリ使えば誰でも簡単に動画編集をして投稿できるから、デザインを仕事にしていなくても誰だって創作する力自体はあって、そういった創作の可能性の広さみたいなものをすごく感じた。

9. 五美大展

初めて行けた五美大展。

特に油画や彫刻は見る機会があまりなかったから新鮮で面白かった。でもグラフィックと違って見慣れてないからか、そういうものを見た時の感想が「絵、うま‼️」「これ彫れるの、すご‼️」しか出てこなくて、鑑賞力のなさ。

書き込みの多さとか色の作り方とか、汲み取れる要素もあるんだけど、もっと鑑賞力上げたらもっと楽しいだろうな。もっとたくさん見に行ったらいいのかな。

展示行く時毎回そうなんだけど、まあ1時間半くらいで大丈夫やろと思って閉館1時間半前とかにいくと間に合わなくて、最後館内ダッシュになるのやめたい。せめて2時間は取ろうね(自戒)

10. Giga - Beyond the way ft.Miku・Rin・Len

今月じゃないけど月末にあなめのカバー上がってて思い出したから載せる。

MVのイラストモーションと色調が好きすぎて。ぬるぬるモデルを動かすんじゃなく、イラストをあえてマリオネットみたいにカクカク動かしてる、しかもこのイラストの構図が良いのか画面の正面突き刺してくる感じがすごく良い。

そして色調も、ずっと暗めでサイバーな感じからサビに入った途端一気に明るくなって、その気味の悪い天国みたいな色調がめちゃくちゃ好き。サビでうわああってなる感じ。

最近デザインのFBで「もっとドキッとさせて!!!!」と言われて、ドキッとさせるとはなんぞ…と思ってたんだけど、なるほどつまりこういうギャップってことだよなと思った。色調をがっつり反転したり、文字サイズを一気に変えたり、コントラストをつけると、自分の想像の範疇から出て良い、美しいって思うのかな。そういうことなんだろうな….多分….

2月の感想

2月、良い音楽に出会ったりライブ行ったり映画見たり漫画読んだり、ずっといろんなところでいろんな音がギャンギャン鳴ってた月。

そして歳を一つ重ねて、色々と自分の思考の変化を感じることが多かった月でもあった。前までの私ならこう思ってないだろうなと思うような気持ちを抱えることがすごく多い気がする。歳やね。

なんかこうして文章書いてて思ったけど、自分の文章、三点リーダーがやたら多い。オタクが打つ文章は三点リーダーがやたら多いというけど自分も書いてて本当にそうだなと思った。てんてんの数はお気持ちの数.......

@yukalqqqozlz
備忘録