深い被写界深度のはなし

薫乃
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ごきげんよう。

一ヶ月くらい更新できませんでしたわね。年度末、年度初めなので仕方ないですわ。

今まで物撮りを含む、お人形撮影を行ってずっと思っていた事がありますの。

「深い被写界深度が欲しい!」

ピントが当たる奥行きですわね。ピントは面で捉えますの。

写真をやったことある方なら、絞ればいいのでは?と思うかもしれません。しかし、焦点距離や撮影距離によっては絞っても深い被写界深度を得ることができませんの。

また絞りすぎると解像度が落ちますわね。

今回、「被写界深度合成」に挑戦しましたの。

やり方はピントの面が異なる写真を複数枚用意して、ソフトウエアで合成させたら完成ですわ。

カメラによってはフォーカスシフトといったピント面が異なる写真を撮影する機能があるかもしれませんが、わたくしのカメラにはありませんの。マニュアルフォーカスで少しずつ変化させて撮影しましたわ。

完成したのがこちら。

どうでしょう、分かりますでしょうか。

左側のお人形のつま先から瞳までしっかりとピントが当たっていますわ。

いつものように瞳にピントを合わせたのがこちら。

ブーツのファスナー辺りに注目していだけると分かりやすいかもしれませんわね。

レンズはAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED、f8まで絞っていますわ、一番解像する美味しい部分ですわ。

深い被写界深度は得られましたが、所詮合成画像、オリジナルの画像を等倍以上に拡大すると解像度が非常に落ちていることが分かりますの。

撮影方法が良くないのかもしれませんわね。

今回フリーソフトを使用しましたが、フォトショップに同様の機能があるみたいですわ。今度アドビの力を見せていただきましょう。

かなり自己満足の域だと思いますが、こういう積み重ねが綺麗だと思う写真になりますわ。

頑張りましょう。