わたしの化粧のはなし

yukinotake
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化粧の話をしようと思う。ライフハックでも化粧への愛を語るわけでもないが、なんとなく化粧に対する自分のあり方を見つめてみる。

まず、仕事に行く平日と休日で全然違う。

そして仕事内容でも変わってきた。私は技術者なので、去年までは有機溶剤など飛び散って目に入るおそれのあるものを扱っていた。

学生時代、留学先で有機溶剤入のスラリーを頭から被ってしまうという事故を起こしてしまい、その際にコンタクトもアイメイクもバッチリだったせいで目をぐしゃぐしゃに洗うのが怖くて出来なかった(有機溶剤でアイメイクやコンタクトが溶けて目に入るおそれがあるため)ので、それがトラウマになり有機溶剤を使うときは基本的に眼鏡で働くようになった。

そして眼鏡生活になると、私はとても目が悪いので裸眼でメイクが出来ない。日焼け止めを塗るくらいならなんとかなるが、眉毛を書くなんてもってのほかである。というわけで、有無を言わせず私はすっぴんで会社に行くことになった。家が近かったので作業服のまま出勤するというのも化粧をするモチベーション低下に繋がった。その代わり、飲み会がある日は少し早めに家に帰ってコンタクトを入れてフルメイクしてから出かけると、オンオフのスイッチが切り替わりより飲み会へのわくわく感が強まって楽しかった。

今は仕事内容も代わり、有機溶剤が目に入る可能性はほぼなくなったためコンタクトを入れて仕事している。だけどこれまでの癖で、毎日のフルメイクはめんどうなので、化粧下地にパウダー、あとは眉毛はきちんと書いて出社するようになった。これはこれで最低限自分の顔が見れる状態まで持っていけてるので良い。

こういうことを人に言うと、接客や営業、あるいは女性の多い職場の人には驚かれたり、大丈夫なの?と心配されたりする。でも残念ながら技術者というのは人の顔よりデータのことを見ている時間が長いので、特に問題はない。たしかにいわゆる顔を売ることも大事な営業などしていたら、私ももう少し化粧のやり方は違ったかもしれない。

化粧するしないは個人の自由だし、好きにしたらいいと思うが、少なくとも私は眉毛をちゃんと書くと「今日も仕事だ」と一日の始まりを感じる。そして休日は自分がしたいメイクを思い切りするのだ。