安全地帯の2つの条件

王城の夕紀
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旅先は眠りが浅くなる。それが旅に出るのを遠ざける理由にならないといいなと思う。

家に帰ると家はよいと思う。それは「慣れた場所」だからだ、と考える。「慣れた」には2つほど効能がある気がする。1つは、慣れている場所だから判断をする必要がない、自動的にあらゆることができる、つまり「頭を使わなくていい」からコンフォートである(リラックスできる・緊張を強いられない)。2つ目は、慣れているとはその場所とすり合わせができているということだから「不快がない」(許容できないほどのイヤがない)。

「頭を使わなくていい」「不快がない」のが、居心地のいい場所の条件なのだな、と逆からたどりつく。安全地帯の条件である、子にとって家がそういう場所になっているか、とも考えていける。