「ミスが致命的にならないように備える。生きのこるための基本だ。結局のところ、この業界での成功とは長く生きることなのだから」ー『一流投資家が人生で一番大切にしていること』そうか、めざすべきは「長く生きること」なのか、とふいに蒙を啓かれる。わかっていたことなのに。押井守監督が、自身の戦略として「次の一本が撮れること」が獲得目標だと語っていたのに膝をうっていたのに、忘れていた。長く生きること。次の一作を書けること。それ以外にはないのが、小説家であってほしい。王城の夕紀