メモは、言葉にして、出す

王城の夕紀
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「あ~もうラーメンの口になっているんだよな~」という表現がある。その味を想像してその味を待っている状態にもうなってしまっている、という意だ。だが経験上、何かの口になっているのを違う口にするのに、じつは5分もかからない。ラーメンだったのを明太子パスタにしたければ、店頭やメニューにある明太子パスタを見る、あるいは明太子パスタの味を想像する、を数分やれば、明太子パスタの口になっている。所詮「何かを待っている、自分は今これがしたいんだ」という感情なんてその程度の些細で風に吹かれればころっと倒れて変わるものではないか。

電子書籍の最大のメリットは、「暗い場所でも読める」だと思う。あまり大きく言っていない(ように思う)のは、電子書籍の放つ光自体がブルーライトで、暗い場所で観るのが目にいいわけではないからなんだろう。あと前々から、防水機能の高い風呂で長時間使える電子書籍デバイスがあればいいと思っている。見開きダブルページで、片手で持てるようなデバイスがあればマンガ読みにもいいのにと思うけれど、電子書籍デバイスというジャンル自体に市場規模が見込まれていないんでしょうかやっぱし。

メモしていた全く関係ない二つを書いてみた。無理矢理共通項を見出して〆ようかと思ったが無理だった。また今度挑戦する。メモしたことを文にして吐き出しておくのってすごく大事で、それを明日、とか先延ばしすると、メモはすぐに腐っていくし、身体の中に腐敗物のような感覚もたまる。アウトプットするのは大事だ、という話はよくある。ポイントは、アウトプット先に別に他人は必要ないということだ。誰も見ていないこんなブログでも全然いい。身体の中のものを、言葉にする営為をして、外に出す、これが要諦なんだから。