Xに書くこととこのブログに書くことの違い、がまだはっきりとない。書くネタを思いついたとき、どっちに書くかの判断基準がまだない。いまんとこなんとなーく、判断している。それでいいかなと思っている。このブログがどれほど続くかわからないし。今日記しておきたいことが二つある。
人は「新しい」が好きで「新しい」にわっと注目する。なぜかずっと疑問だったけど、報道が新しいことだらけなのは毎日新しいことが次々起きているからで、新しいことに注目し判断するのは動物として生き残るための反応なのか、と考えると腑に落ちるものはある。ならば、古いことに固執したり注目し続けることの方が生き物として特異な人らしさと言える。ここまではXに以前書いたけれど、今日ここにメモしておきたいのはこの先だ。
人が新しいものばかりに目を向けるのは仕方がない。けれど、だからこそ、書籍文化や出版市場だけは「新しい」から距離を置いた市場になれないだろうか。他よりも、「新しい」から距離を置いた文化になれないだろうか。
別の話を付随してメモしておく。本に限らず、世に出た作品を顕彰する賞がある(新人賞ではなく)。そうした顕彰賞の目的に「作品は世にたくさん出ているから、ある作品に賞を授与することで注目点とし、市場売上の盛り上がりをつくること」が含まれているなら、1位を1作品とするのでなく、5作品にしたらどうか。注目点をつくるなら、1つでなく5つあった方がより賑わうのでは。例えばアカデミー賞は、外国語映画賞やアニメーション賞、そして俳優賞など部門賞を作ることで注目点をたくさん作るつくりをしている。●●大賞という冠を1作品にして2~10位をつくるより、大賞を5作品にした方が店頭が賑わうんじゃないか、とふと思ったのでメモした次第。この背後には、新しいが好きだよね、と同じような、人は1位が好きよね(2位以下を忘れるよね)、という性質が横たわっている。なんででしょうね。