週末はJリーグとかJFLとか地域リーグとかサッカーコンテンツが沢山あって、コンテンツといったところでJFL以下はプロじゃないもんだから如何にプロっぽくしようとしたって限界あるし、その限界も含めて可愛らしかったりする。そういうのも愛おしいのだけど、そこで分かることがプロとかエンタメとはということ。サッカーはあくまでサッカーで地面の上でボールを蹴ってやるスポーツなのは変わらない。プロだから上手いというのは間違いないけれど、お互いのレベルが近ければ似たようなゲームになるのでプロだからこそ楽しめる内容、というのは思っている以上に無かったりする。もちろんJFLとかだと今週残業で練習あんまり出られなかったなんてメンバーのバラツキが簡単に出る。プロでも試合に出られないような選手はインスタから女性芸能人にDM送ったりしてるんだろうけど、トップオブトップはそんな人は殆どいない。そういう意味での競技レベルはあるけれど、それが敵も味方もなので、全体に上手いか下手かボールスピードが速いか遅いかの違いになるだけだ。
エンタメとして大きく違うのは会場の装置。JFLでも国立競技場使うなんてところが出てきているけれど、基本的にビジョンなんて存在しないところでやる。なので得点シーンのリプレーは会場で流れない。というか得点シーンをちゃんと映せてるかも怪しい。そんなカメラ沢山仕込んでない。だってグラウンド借りてやってんだもの。サッカーしますって言って借りてるだけ。興行じゃない。一方でJリーグはスタジアム基準を設けていてお金払って見に行く価値のあるスタジアムにしようとしている。あんまり言われてないけれど今年のJ1リーグは静岡から向こうは全部サッカー専用スタジアムだ。陸上トラックが無い。席がピッチにすごく近い。新しく出来るスタジアムも多い。サッカーをエンタメとして地域に根ざそうという意識がある。LED照明で暗転したり出来ちゃう。そういう施設をプロは要求する。
でもそれ、サッカーと関係ある?みたいな話でもある。サッカーをどうやって見るかは自由だけど、そこまでして見たいものなの?みたいな話。テレビで見た方が分かったりする?日テレの実況の方が良くね?とか思うと、なんか変なのーって気分になったりする。エンタメとしてビジョンの発色を良くすることでサッカー見に行くのがより楽しくなるの?みたいな疑問って、バブル期にお金すげえあるからリゾートクラブ作ろうみたいな雑な発想に似て無いか?みたいなことを思ったりする。良いんだけど。
もっとどういう風にサッカー見たいかって話を考えられる方が良い気がするよ。僕は無料で移動時間もごくわずかで見たいです。客にカウントされないタイプ。