むかーしむかし、在籍してた会社がやっていた大きな会社のプロジェクトで結構なしくじりをやってしまった。自分は直接関わってなくて、ちょいちょい話を聞いていたのだけど、なんとなく無理目な座組で頑張ったけどあえなくクラッシュみたいな様子だった。会社の人が悪かったわけでは無いっぽいんだけど、後から振り返れば色々無理だったりではあったぽい。
エンドクライアントはそこそこ大きなところで1日数億円の受注が発生するなんてところだった。その受発注システムがクラッシュした。
どーしてくれんですか!!ってなってシステムの代わりに人力で頑張りますうって日中は人力データ処理、夜間にシステム改修の合宿になった模様。深夜は1時間に1回進捗報告とか、作業者の真後ろに親請の人がずっと立ってモニター見てたとか、そういう話を聞いた。一人はずっと座っててヘルニアになって入院。
一度だけ人数が少ないと怒られるから頭数合わせでヘルプ頼むって言われて勝手全く知らない状態で呼ばれたことがあった。勘でデータ削除処理を書いた。オラクル使った謎のGUIのツールだったけどまぁきっと動いた。というかヘルプで来た人にいきなり削除書かせるとか!って思ったけどそんなツッコミで盛り上がれるような雰囲気ではなく、机の中央には栄養ドリンクの類が積んであり、空気は淀み、覇気はなく、自分もテンション下げないとダメっすかね、っていう気分になった。完全に負け戦。
少しずつ動くようになるシステムの動くところに日中と土日にデータを流し込み、夜は直すを延々繰り返して三ヶ月くらいで落ち着いてたはず。エンドユーザー的には最初に多少の遅延があって、その後は表面上は問題無かったはず。入院者が一名出てるんだから、まぁまぁな大事だったけど、グリコは今もっと大変なんだろうなあって思う。