がっつり平日の水曜日にあった。
南葛-横河武蔵野とクリアソン新宿-エリース東京。
結果は、知名度の無い方がどちらも勝った。知名度ってサッカーで勝つより簡単だよね。でもそれがほぼすべてな部分がある。たとえばブルガリアリーグの絶対王者ってどこ?って殆ど知られてないじゃないですか。ブルガリアってサッカーやってんの?とか思われたりして、ストイチコフとかご存知なはずなのに。
どのクラブももちろんJリーグじゃなくて、JFLと関東一部リーグのチームで、有名な方はいつかはJリーグを目指す、みたいないわゆるプロの文脈の流れの中にある。クリアソン新宿なんてジャイアントキリングとか言われてて、横河武蔵野だって青梅FCとか東京ユナイテッドとかに負けたことあるけど、ジャイアントキリングなんて言われたこと無いわけです。知られてないから。
そういう大きな共有されている物語の中に組み込まれているチームだけ、そういう物語の流れでお伝えされるし、受けいれられると思うと、サッカーってなんだろうね?文化?本当?みたいな気持ちになる。
勝ったチームは次は大学チームとあたる。明治大学はシードで天皇杯出場決めているので多少は楽とはいえ、天皇杯の東京代表ってわりと大学ですよね?ってこともあんまり知られてなかったりだとすると、みなさんの共有している大きな物語ってわりと穴だらけだし、それで文化なんですか?なんかすっごい色々こぼれ落としてません?という風にも思える。許容量がそのくらいでもうお腹いっぱいだったりするならば、プロ野球の感覚だとJリーグはチームが多すぎるというご意見、サッカーの中にもあるのかも知れませんねって思ったりする。
嫌味っぽいけど、無意識に寄り添っている物語にもう少しだけでも意識して距離を取るといんじゃねえかなって思うよ。