今は宣伝の方法がすごく煮詰まっていて、とにかく目立つ耳目を集めるところに情報を流していこうとしている。なのでインフルエンサーのやることって基本的に詰まらない。面白いことだとしてもマスを狙っているから。みんなが受け入れられるってことはそれなりに大事なことだけど、それだけじゃないって部分がどんどん削がれていっている。学校の教室で流行っていることが全てだとして本当に面白い?という話。
インターネットが普及して今何が流行っているかを知ることが簡単になった。知ってほしいことも押し付けられるようになった。その移り変わりが激しいから目まぐるしいように見えるだけでやってることはずっとマス狙いだ。
一方でニッチという用語でくくられるような話題も実はネットには沢山ある。どんどん無くなっていく個人サイトや個人ブログではマス向けでは決して存在しない、受け入れるのもなかなか難しい話題が存在している。ここは探すのが大変。最近は検索エンジンでさえマスに向いているので単純なキーワードで検索しても何ページも進まないと出て事ないことも普通だ。
ただしこれはカウンターではなく、インターネットが本来持っていた指向性だって部分が大事。この書きなぐりサイトはマス狙いばっかりに疲れた人向けのカウンターとして存在している面があるけれど、個人の趣味サイトは別にそんなことを意識しているわけじゃない。好きなことを書いているだけ。
そういう個人サイトをおすすめするインフルエンサーというのは需要があるのかマスに行けるのか、といえば無いわけで、ねえなんか最近面白いことない?と聞いてそういうのを教えてくれる友人って、相当大事だよね。
お仕着せのマスの流行は放っておいても教えてくれるけど、こういうのはどうですか?とおすすめしてくれるAIとか、需要もビジネスチャンスも無さそうだよねえ。