サッカーが大好きな人は東京にだってスタジアムが作れるはずだ。なんで無いんだって考えがちです。井の頭公園潰してスタジアムにしようよとか軽々しく言えちゃう。
サッカーがあれば他なんにもいらない、みたいな人って一種の無敵の人だよね。そんなことあるかよ。
土地の問題って、それこそ安いテレビドラマの題材にされるように色々な利権が絡むことは余裕で想像がつく。不動産をおさえればそこで商売が出来るわけだから。そりゃあショッピングモールとかタワマンとか何とかヒルズとか作りますよ。その発想にサッカースタジアムが無いってのが何ででしょうねって思うわけです。
今の若い人は生まれる前からJリーグがあって、オリンピックもワールドカップも普通に出場してた。バスケットは最近そこそこ出られる感じになった。ハンドボールは、ハンドボールって何?みたいな。サッカーも30年前はそんな感じだったわけです。名波浩はオリンピックのアジア予選に出て、予選敗退でオリンピックに出てないんだよね。そんなくらいよ。30年前の出来事を覚えてる偉い人達からすればサッカースタジアム?はあ?って思う人がいても不思議じゃない。スポーツエンタメも儲かるって話を考えているとしても、それなら今はバスケじゃね?って考えるかもだし。サッカーが第一優先な人とは視点が違っても不思議じゃない。
サッカーのスタジアムはバスケットよりも広いし、屋根で密閉できないから音が外に出ていくし、週に何度も使えないしで、コスパ悪いのよって話もサッカーが第一優先の人には通じないかも知れない。だってサッカーだもん仕方が無いじゃない。地球が回ってるのか太陽が回ってるのかの話みたい。どっちのご意見もそれなりに筋道があるとしても、残念ながら決定権があるのは、多くの意見が集約できるのは、って話になる。
長崎や広島みたいなことが出来る所ばかりだと良いですねって思うけど、あそこはきっとそれはそれで地元の大事な場所になるわけで、その地元ってのは誰ですか?って話になもなる。サッカーだけあればそれで良い人だけのものですか?ということになる。地元のものだもの。地元として大事にしないとってなる。そのバランスが重要になる。
色んなものが好きだと、結局なにが好きか分からなくなったりもするよね。