インターネットになって写真が簡単にダウンロードできるようになった。右クリック禁止とかいまだにやってるところもあるけど、そういうのはアレとして簡単に手元にダウンロードできちゃえる。どの写真も誰かが撮影したもので、中にはそういう写真を撮影するために勉強したり修行したりしてそれ専門の職業の人もいる。
たとえばスポーツカメラマン。その一瞬を狙って撮影する。次の瞬間にきっとこういう絵になるということを想像して撮る。そのためにはその競技の特性や選手の動き、その日の流れを把握した上でカメラを構える。サッカーなんかだと得点が生まれそうな方、得点した写真が欲しい方のゴール付近にカメラマンが陣取る。アウェイチームなのにカズが試合出るならそっちにカメラマンが大勢いたりする。需要と供給が如実に分かる。日本代表の試合なら殆どの日本のメディアは日本代表側をメインにして陣取る。相手チーム側は念のためみたいなものだ。
そこまでして撮ったJPEG画像をわりと気軽にトリミングする人たちがいる。カズにゴールを決められたゴールキーパーが推しの人はキーパー中心に切り取ったりする。カズのゴールの写真をカメラマンは撮ったのに。
これって原作を尊重してんですかね?って話ですよ。
撮影したカメラマンの気持ちを考えると切なくなるわけですよ。トリミングしないって右クリックで保存したユーザーと契約しているわけじゃないから仕方ないですよね?とか言われてもそもそも自由にお使いくださいって画像なんですか?みたいなところから話が始まる。
カメラマンの人たちはそういうのもわかって忸怩たる思いもありつつ日々撮影しているっぽいのだけど。
なんかそういうことってよくよく考えるとあっちこっちにあるよね、きっと。