テレビドラマが原作があるものばかりだという話は、作る方の都合もあるけど、それと同じくらい観る方の都合もある気がする。知ってる作品の映像化でもりあがることを作る方も期待しているわけで、オリジナル作品だと少なくともそれはない。主演が誰だとか主題歌が誰だとか、あとは脚本家が誰とかそういうのはあるかもだけど。なのでバカリズムのオリジナル脚本だと原作なくてもテレビ局の会議は原作ありのやつと同じくらい通りやすいのかも知れない。
で、これはテレビドラマに限らなくて、漫画だって同じような面がある。葬送のフリーレンはファンタジーRPGの世界観知ってる前提で話がスタートしていて、フリーレンがひっかかってばかりいる「ミミック」について、宝箱に擬態したモンスターである説明は一切ない。みんな知ってる前提。ミミック、日本の家庭に1個はあるよねって存在じゃないよね。何かしらの原作があった上のミミックだよね。
なんかそういう前提知識が無いと楽しめないってどうなんだろって思ったりする。歌舞伎でさえ桃太郎とかやったりするんだよ?ミミックより知ってる人多いよね。なんかそういう感じ、どうなんだって思う。
オーディション番組になる前の、周富徳とか金萬福が出てた頃のASAYANはテリー伊藤がやってて「昨日今日密入国した外国人が見ても笑える番組をやりたい」って言ってた。上野で偽造テレホンカード売ってたイラン人が大勢いた頃。そういうのだと今は会議で採用されないんだろうかね。そういうのを観る方も大変なんだろうかね。前評判が無いと無理なのかしらね。
ハイパーハードボイルドグルメリポートは、深夜にテレビつけたら何かやってて観ちゃったみたいなことを狙ってたらしいんだけど、そういうのが出来るのはテレ東ばっかりなんだろうか。