本当の意味での自立した大人になるとは、親元を離れた時でも成人した時でもなく、社会に与えられる側から、与える側に回った時に達成されるのではないかと思う。
はじめは誰しも、誰かが作った仕組みによって生かされ、社会で起こる出来事は他人事。誰かが問題を解決してくれるのを待つ...そういう環境に依存している状態から始まるものだと思う。
でもずっとそうじゃいけない。身の回りだけではなく、自分を取り囲む社会の問題をも自分ごと化し、自らの手で世界を動かし、より良い世界にしていく。自分が仕組みを作る側に回ったり、社会の問題を解決する"誰か"になる。
そういう心構えや行動をするということが真に自立した大人になるということなのだと思う。
だからといって、社会や環境に依存しなくなることは無理だし、それを理想としているわけではなく、自分も社会を支える側になるという思いを持つ人が一人でも増えることが、この世界を良くするために大事なのではないかと思う。
とか書いている自分も、つい最近までこんなことに気づかず、どうやって周りから多くのものを与えられるか?ばかり考えていた。
でも、ふとしたときに自分の中にある虚しさに気づいた。いつまでも満たされない感覚。何のために頑張っているのか?わからなくなる。自分のやっていること、目指していることに誇りを持てない。そんな感覚が続いていた。
今日から一歩ずつ与えられる側から与える側になり、本当の意味で自立した大人を目指そうと思う。