
前回の更新から1ヶ月過ぎていた…恐ろしい…
下書きには『恐るべきこどもたち』の感想があったので、こっちにまとめて書こう。
・『恐るべきこどもたち』コクトー
それは甘美な世界。歪んだ愛は破滅へと向かう…
映画があるのは知っていたけど内容は知らなかった作品。新訳が出た今のタイミングで読むべきだと感じたので読んだ。読み始めて早々、風景が頭の中で描けなかったので映画の予告に映ってないか確認…あった!!そして予告丸々見たおかげで他のシーンも想像しながら読めたので大変助かりました…2人で1つだからラストは納得。
・『雀の手帖』幸田文
『台所のおと』を読んで以来の幸田文の本。文章からさっぱりとした彼女の性格が見えた。昭和34年に新聞に連載された随筆集なので、当時のことが窺い知れる。上皇陛下の結婚の話があって、それも中々面白く読んだ。幸田家って人の出入りがとんでもなく多くて、その辺りを詳しく知りたい。
・『魔女の宅急便』その2,3 角野栄子
キキの成長を最後まで見届けるぞー!という気持ちで読んでます。1巻は「ザ・児童書」という感じでファンタジーな依頼があったんだけど、2巻からは割と現実的な仕事が多くなった印象。その2巻に胸がギュッとなる切ない話が2つあるけど、そのエピソードが本当に好き。その4も購入済みなので読むよ〜!
・『探偵はパリへ還る』レオ・マレ
ミステリーもの、探偵ものはシャーロックホームズぐらいしか読んだことない気がする。ハードボイルドものは映画だったら見たことあるなぁ…なんて思いながら手に取った。なんやこれ、おもろいやん。山あり谷ありの大きな出来事がある話は苦手なんだけど、これはハードボイルドのおかげか淡々と進んでいくので自分好み。私は推理せずに「誰が犯人?」と思いながら読み進めて、細かい粗とかは気にしない(と言うよりも気づかない)タイプなので、色々気になる人には合わないのかな…?どうなんだろう?とりあえず、気楽に読めるので「どんでん返しに飽きたから定番のものを読みたい」という人にお勧めしたい。
…以上、読んだ5冊を思いつくまま書きました。