
もう、読みながらボロボロ泣いた。分かる、分かる、分かるのオンパレードで、冒頭に書いてある通りそういう人はたくさんいて、それぞれの星で必死に生きてるんだと思うと何より安心できた。
「死にたい」を「書きたい」に捉え直した土門さんがカッコ良すぎて、そして、その文面を読むまで「私は消えたいが近いかな」と思ってた空虚な私は「ああ、それだ。きっとそれだ」とやっぱりボロボロ泣いた。
芥川龍之介、太宰治、夏目漱石に惹かれた中学生だった。自分のことをエイリアンだと思ってた大学生だった。辞めても辞めても辞められない創作に観念した大人になった。
最近は「死にたい」を考えなくなったなと思ってたけど、多分押し込めてただけで全然死にたいな!と読了後に思った。でも悲壮感はなくて、やっぱり私はこうだなって自分を認められた。やっぱり死にたいなって。で、書きたいなって。
いつでも、書くことを考えてる。だから頭が冴えて夜眠れないことがある。焦るけど思考は止まらなくて、これを止めちゃいけないと思うときもある。反して、自分は何をしてるんだろうって止めどなく虚しくなる瞬間でもある。そういうときは絶対に死にたくなってるんだろうな。みんなみたいに、ちゃんと眠れもしないんだもんなぁって。
さっき読み終わったから上手くまとまらないや。というか、時間が経ってもまとめられないかも。ただただ衝撃的で、優しくて、美しくて、私の星の本棚に必ず飾ろうと思った。
最近、眠れないときに日記を書くようになったので土門さんと重なるところが多々あって本当に不思議な体験をした。ペンとノート、大好き。手帳が続かなくてもずっと追い求めてるのは「書きたい」が先立ってたからなんだなぁと笑えた。私、中学生のときから一貫してたんだな。
今夜も私は多分めちゃくちゃ考えて頭の中で文章を作ると思う。それで、眠れなくて焦ると思う。横で眠る娘の寝息に羨ましいなぁ、幸せにねと思いながら、私は私の星に帰って、「眠れないと焦るよね」ってのんびりゆっくり話しかけるのが目標だな。