タイトルのとおり、片付けになみなみならぬ熱意を持って、真剣に取り組まなくてはならなくなった。大げさかもしれないが、とてもじゃない客人をお迎えするレベルではない。子どもが小学生のころには「家庭訪問」という恐ろしい行事があったし、友人や親戚を迎えるときは多少の見栄もあって片付け街道まっしぐらだった、過去の記憶。最近、1年に2度ほど部屋に入ってくる消防点検だけは、慣れてきてだんだん片付けのレベルが下がってきてしまったけれど。
うーん、散らかっている=足の踏み場がない、というよりは、雑然としていて整理されていないものがあちこちにどちゃっと山積みになっている感じか。物が多すぎる。見せる収納、じゃなくて収納されていない。
たとえば、急に子どもが遊びに行きたいと言った先のママ友が「ええーすごい散らかってるんだけど、いいーーー?」と言いつつも行ってみたら(全然! 散らかってないやん!)とイラッとした経験が何度もある。私の「散らかっている」と世間の「散らかっている」はかけ離れているのかもしれない。
そんなわけで、来月までに最上級の片付けをしなくてはならなくなり、「3日で片付く!」的な本を衝動買いしてしまった。超絶、形から入るタイプなので仕方がない。しかし、パラパラと見ただけでうまくいくわけもなく、本のとおりにできるわけもなく。しゃーない、これは地道にやっていくしかないか。本を食べたら身につくわけでもない、そんなのドラえもんになかったっけ。
普段たまにしか掃除もしないし、片付けはもちろん必要がなければやらないから、ホコリが舞うったら舞う。恥ずかしいが、片付けにはマスクが欠かせない。そして、整理しているといろんなものが出てくるので、そのたびに手が止まってしまう。ここで大事なのは「捨てる」ための基準のハードルを少しでも上げることなのだが、これがなかなか。あー、手が止まってるよ、と時々Alexaが言ってくれるといいのに。
結局、数時間ずつ午前午後やっても、昨日は2平方メートルぐらいしか片付かなかった(どんな散らかりようや)。今日に至っては1平方メートル、ミニデスクの下に大量に押し込まれた雑誌類の選別をするだけで終わった。あーあ。
だが、期日は確実に一歩一歩、静かに近づいてくる。Alexa、私を励まして。