空白の半年間

yumyum
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公開:2025/5/12

1. なにしてたの

久しぶりにこの場所へ戻ってきた。

昨年9月の頭くらいに内定をもらって11月から新しい場所で働き始めて早半年がたちました。あっという間すぎる…。月をまたぐたびにこの場所のことを思い出してはいたけど、なんだかんだわちゃわちゃして全然来ることが出来ていなかった。

転職活動していて苦しい気持ちやもどかしい気持ちなど、自分の頭を整理するのにすごく助かっていたな…と今まで書いた日記を読みながら思い返していました。というか自分の文章は長ったらしくて読みづらいなと気づけた。文章を書くのってやっぱり難しい…。

というわけで久しぶりにここに戻ってきたので今まで何をしていたのか簡単に振り返っていこうと思う。


10月

11月から入社することが決まって時間がたくさんあるのもあと1か月。何をしておけば働き始めたときに安心できるのか…?と考えながら、デザインの勉強などを続けていた。

あとは精一杯だらだらするっていう自分の中での休暇時間を堪能して過ごしていたかな…?とにかくようやく肩の荷がおりた~という安堵でいっぱいだった気がする。だからかあまり覚えていない。

11月

新しい職場に乗り込んだ。この会社は正直ステップアップのためと、どんな感じで働いていくのかを知るための導入のような心持ちで入社した。

未経験ではあれどこれまで勉強してきたことは全部出しきれるように、そして新しく得る知識は全部吸収できるようにとにかくスポンジでいることを意識していた。

先輩デザイナーさんからどんなことができる?今までやってきたことはどんなこと?など、現在地をあらかじめ聞いてそれに合わせて知識を共有してくれたので、分かりやすくて助かった。また新しい知識もたくさん得られたこともあって、わりかし充実していたように感じる。

12月

実は先輩デザイナーさんは年末を最後に転職されるので、2ヶ月の間に会社での業務や流れについて色々教わる必要があった。それに加えてデザイナーとしても教わることが多くあり、とにかくばたばたしてスピード感を大事にしていた。

先輩のおかげである程度会社になじむこともできたし、私が入社するまでにたくさん準備をしてくれていたのだなと振り返っても思う。あの時教わったことが今もずっと生きているから、先輩には感謝しかない。私もいつかそうなれるよう先輩がしてくれたことを忘れずにいたいと思う。

1月

先輩デザイナーが退職され、あっという間に独り立ちをした。2ヶ月で未経験デザイナーがこの会社のデザインをすべて任せられるという、はちきれそうな気持ちを抱いた。でもそれでもいいと決めたのは会社だ。あとで何を言われても私にはそこに関しては責任を負う必要はないなと分けて考えた。そちらの選択だから知らん。ただ、自分が制作するものはちゃんと責任感をもって作ること、それは忘れず頑張っていた。

モデリングから少し離れていたけど、会社に慣れてきたこともあってまた再開をし始めた!あと今持っているノートPCではデザインもモデリングもすべて限界が来ていたので、つよつよゲーミングPCを遂に購入した。これによりモデリングもストレスなくサクサク出来るようになってやりたいことも出てきた。

2月

年が明けてからしばらく全くばたつかず、自分の業務も容量がつかめてきた頃、突然忙しくなった。

社内のWEBメディアの人たち(あるジャンルにまつわる記事を書いてサイト経営をしている)から急に重なった依頼が舞い込んできた。しかもどれも重たい内容で納期も短いしほぼ同じ週まで。

なんでこんな一気に、そして短い納期なのか…。あまりにも計画性が破綻したスケジュールで依頼をされ、依頼内容も粗末なことしか伝えられず社内の人間に少し不信感を抱き始めた。もちろん納期については難しいかもしれないという旨を伝えてはいたが、どうしてもこの日までにという強い希望で押しのけられてしまったため、必死に仕上げる日々。正直初めてのことも多く、先輩にも聞けるタイミングが難しいこともありちょっと心が荒れた。

3月

ようやく落ち着いてきたかな…と思うとまたすぐに連続して依頼が舞い込んでくる毎日。いつ一息つけるのかな、と思いながらもなんとか納期に食らいついて仕上げていく。

「デザイン」より求められるのは「スピード」。でも提出したものに個々の部分はもっとこうしたいな~とか言われるけど、正直そのくそ短い納期では無理なものがあるのだ。

ある人には依頼を受けた段階で聞いていた内容よりも追加で多くのことをお願いされる始末。最初に聞いていた依頼の重さだったから、この日までならと伝えたのに、あとから追加でこれもお願い~と言われても同じ納期は無理。それを伝えたらわかってくれたけど、その後に言われたセリフに絶句。

「でもいえば何でもやってくれるじゃないですか~」ってへらへらした感じで言われた。さすがにいらっとしてしまったので「仕事だからやっていますけど、なんでもやるわけではないですから」と返した。もう怒りでしたね、その時は。

4月

この会社で働いて6カ月目を迎えた。だいぶ慣れた。人にも業務にも、会社の中の人の特性も全員おおよそ掴めてきているし、一緒に仕事をしたときにどんな感じで進めていくのかもわかってきた。

依頼のばたばたは2月からやむことなく続いている。頭おかしくなっちゃう~~と思いながらもなんとか続けている。4月頭らへんはそれでも苦しい瞬間があって、ひたすらにほめてくれるASMRを聞きながら眠りについていた。今思うと結構きていたのかなと思う。

そしてまた訳の分からない依頼が来た。依頼の内容も手薄だし、こちらが効くタイミングでその場しのぎのように決めていく。しかも納期もありえん短い。こいつは私が暇だとも思っているのだろうか、振り回している自覚はあるのだろうかと甚だ疑問だった。

あげくのはてに「この前も2日で仕上げられたのだから、また同じことできますよ~~!」

は? 怒りでした。その時もあなたが何も行動しないから先読みして色々準備したから何とか2日で仕上げられたのに、どうして何もわかっていないのにそんなことをいうのかな。あまりにも軽薄な態度にもうあきれた。

そっか、そんな感じなんだ。あ、もういいや。色々積み重なってプツンと糸が途切れたような感覚になった。


2. 今

あんまりマイナスなことはここに書きたくなかったけど、オブラートに包みこめなくてここに吐き出してしまった。ごめんなさい。静かな場所にしたかったのに。

自分の堪え性のなさもあるのかもしれないが、あまりにも周りの人がリスペクトをもって働いていないこと、自分軸でしか物事を考えられない人、ちょっとした気遣いができない人が多すぎることもあり、この職場を改善したい!なんてことは思わず早くここから離れてしまいたいと思うようになった。

その気持ちが膨らむ中、モデリングをもっとやって自分のできる幅を広げていきたいという気持ちが反比例して大きくなっていった。その中でプロの元で学習できる環境を見つけその場所にチャレンジしたいという気持ちが今は強くある。

もし今この場所をさよならするとなった場合、どういうことでお金を稼いでいくのかまた考えないといけないな。それがネックすぎて伝えられずにいる。あと今のポジションにいるのが私しかいないから、次の人を採用しないといけない。(法律的には退職する2週間前に伝えていれば退職は可能らしい。)

あと学習できる場所に入るにも課題と面接が必要になるのでその準備をしないといけない。早く動きたいのに意外と時間がかかってもどかしい気持ちでいる。

というのが今の状況である。デザイナーもなんだか中途半端な形であった。でもここまで積み重ねたものは確実に成長と断言できる。半年前よりもできることは増えたし自信にもなった。

これからのキャリア、人生、なにしていこうか。そんな不安と楽しみと緊張を抱えて今私は立っている。

@yumyum
のんびりマイペース