最近国が支援しているであろう「プレミアム付き商品券」。私が住んでいる周辺ではいろんな商店街や自治体が発行している。
私は実際2つのプレミアム付き商品券を手に入れ、使ってみた。
1つはwebアプリでスマホのブラウザを使ったもの。ログインページをスマホのホーム画面にアプリのように登録しておくことができる。(https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/payment/shinkouken/index.html)
もう1つはスマホにインストールして使うアプリ。(https://www.machinowa.co.jp/service/)
両者の使い勝手だが、明らかに使いやすかったのは後者のアプリ。
決め手は支払いに商品券を使うためにかかる手間の部分。
後者の方は、アプリ起動→カメラを起動するボタンを押す→カメラでQRを撮影→金額を手入力→支払いボタンを押す
5手なのだが、まあこれ以上手数を減らすのは難しそう。
一方前者の方はというと、こちらも基本手順は上記と同じなのだが、決定的に違うのがアプリ起動後。
前者のwebアプリは最初にwebアプリのページにアクセスすると、まず「ログインする」という手順が必要になる。
それはまあいいのだけど、一旦ログインしても一定期間が過ぎてからこのページにアクセスすると、再度ログインをしないといけなくなる。(スマホにはID,パスワード保存機能があるが、保存するか聞かれたタイミングでしっかり保存しておく必要がある。)
これはセキュリティ上そうなっているのだろうけど、何が問題かというと、このwebアプリを使うシチュエーションは、レジでの支払い時。そのときにスマホでこのwebアプリを起動して支払おうとした時、もしログインページが表示されたら、その場でIDとパスワードを入力しないといけない。支払い時にそんな暇はないし、さらに言えばID,パスワードを覚えている人は非常に少ないのではないか。
私も初めてこの商品券(webアプリタイプ)を使って支払おうとした時にログインページが表れたので、すぐに別の支払方法に切り替えた(paypayなど)
こうした問題が出るであろうことはこのwebアプリの開発側は十分認識していたと思う。それなのになぜ開発側はこの手法を採用したのだろうか?
この問題は後者のインストールアプリの方では発生しない(正確にはアプリをインストール後に1度だけID,パスワードを入力してログインする必要がある。)
支払うときはQRコードを読み取って金額入れて決定、これだけ。
今回図らずも2つのタイプのアプリを使うことによって、使い勝手についてのいい勉強になった。同じことができるアプリでもちょっとした手順の違いによって大きく評価が分かれてしまうんですね。