朝iPhoneのスクリーンタイムを設定してBlueskyアプリの使用時間を1時間に制限してみたらあらまあ楽しい。ごはんの投稿をしてそのときの自分のタイムラインにいる人のpostを見てリアクションを付けたらはいおしまい、で朝昼晩それぞれ10分程度の使用で済んでしまった。この使い方だとひとりのpostをゆっくり見てそこに思いを馳せたりするのは無理かもな……。初日はこの味気無さがかえってエキサイティングだった。
アプリを無駄に(無駄っていう言い方もなんか嫌な感じだけど)開かないように気を付けてみると、普段いかに自分が無意識にスマホを操作していたのかがわかった。エレベーターや電車待ちの数秒、LINEやメールの返事を待っている数分etc.、そこを削っていくだけでかなりの効果があるみたい。特に食事中にBlueskyを見てしまう癖はつねづね品がないから辞めたいことだったので今日はそれをせずに済んでほっとした。
スマホを持たない時間が増えた分なにをしていたかというと字の練習。毛筆、硬筆(鉛筆)、ペン字全部やった。おととい習字の先生に言われた「〇〇さんは珍しいタイプの生徒さんで、筆使いを体で覚える派じゃないんですね。理詰めで説明したことをゆっくり飲み込んで納得したあと急に巧くなりますね」という言葉をずっと考えている。自分では習うより慣れろ派のつもりでいたからびっくりした。でもそうかもな、なぜなぜ期の幼児みたいに「どうしてここはこうなんですか」って質問してして実演を見せてもらってそれで初めて自分がその動きをなぞれるようになるかも。亀の歩みだ。
あとは読書。吉田修一の『永遠と横道世之介』上下巻読了。後半号泣しながら読んでいた。
今日の捨て活。二十年ぐらい前に買ったマグカップ、十年以上シンクの下に放置されていたジューサーミキサー、クイジナートのブレンダー、押し入れの奥に眠っていた海外旅行対応のヘアドライヤーを不燃ごみ袋に突っ込んだ。