日記のタイトルを打ち込んで気づく。もう今年最初の月の後半だ。一年の二十四分の一が終わったってことだと夫は言っていた、なるほどそういう計算。今週はやや忙しいのでSNSを見る時間を減らす心づもり。
朝、風が強いのに気温が二桁だったので迷わず散歩に行く。背骨の痛みを悪化させないために諸々配慮されている犬にとって久しぶりの早朝散歩。あとは昼休みに20分ほど日差しの中を皆で歩いた。風が耳たぶを刺す。明日は今年一番の冷え込み(このフレーズあと何回言うだろう)かしら。
寒中見舞い葉書を書く。やっぱりペン字、上手になりたいなと改めて思う。文のなかで漢字もひらがなも一字一字ばらばらしている。
昨日ラジオで中田英寿がここ何年ものあいだ毎朝字の練習を独学でやっていると話していた。日によってボールペン、万年筆など練習する文具を変えているらしい。記帳することの多い仕事で、紙に書くものはやはり長く残っていくのだから、その字に自信を持てないのはいやだなと思ったのだそう。尊敬する。
今日の作歌。風呂の中で四首ほど。風呂上りにすぐメモれるようにフレーズを転がしていると行動がうわの空になりシャンプーとリンスを間違える(あるある)。短歌を作る人たちにはそれぞれの製造スタイルがあり、一首57577をまるっと生み出すときもあれば上句575だけが生まれてそれを延々とこねくりまわしてしっくりフィットする下句77を作ることもある。下句が先に生まれる人もいる。私は根気がないので作歌時は一首まるまる生み落としてしまうことが全体の8割ぐらい。