去年とは全然違う週末の過ごし方をしているなーと思う。犬のトレーニングと自分の習字教室、それのための自宅練習とちょっと派生してペン字練習と書写と。週末の予定をつつがなくこなすためにより一層体調を崩さないよう気を付けるようになった。とか言って昨日まで風邪ひいてましたが……。
今日も朝食と家事、メダカの世話、朝散歩、犬トレーニング、犬診察&痛み止め注射、書写、昼食、おかず作り置き、室内運動、作歌、読書、布団で一瞬気絶(寒くて眠れず)、手帳と三年日記かきかき、夕散歩、ピラティス、入浴、夕食、ストレッチ、犬の歯磨きなど寝る前のケア、読書で寝るの黄金スケジュール。どこか遠くへ行くでもなく、外食をするでもない普通の一日が良い感じに流れてくれると謎の達成感がある。村上春樹がいうところの小確幸だろうか。これが何かの拍子にがらがらと崩れるタイミングがきっと来る。自分や家族の病気だとか、親の介護だとか、ままならない事態がいくつも重なってしまうことが。
それまではこの「やりたいことだけやって誰も傷つけず誰からも傷つけられない」かけがえのない生活を大事に手放さずにいたい。もうちょっとあったかくなって朝のうちに犬散歩をたっぷりできる季節になったら日中は歌舞伎や美術館を見に行ったりするぞー。もうすぐ大学の新学期もくるぞー。
夕散歩で行ったいつもの公園に車いすの犬がいた。芝生に仁王立ちして何かを感じているようだった。周りの犬の匂い、風の強さ、地面の冷たさ、リードでつながっている飼い主さんの気配、いろいろあるだろうな。たくさん外に連れ出してもらって、地面に立つ楽しさを存分に堪能してしあわせに暮らしてね……。
今日の読了。『蛸足ノート』穂村弘、中央公論新社。穂村さん、だんだん私生活を隠さなくなってきたなあと思う。このエッセイのなかでもご自身の老化についてさんざん語っているが、本名も書いてるし奥さんの話もわんさか出てくる。良くも悪くも恥ずかしさが薄れるのが人生後半の特徴なのかしら。あと、猫ちゃんを飼う夢がかなってよかったです!