2024.1.28

yuritanyogini
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今年の正月は喪中で初詣ができなかった。でも去年のお守りやお札を返納したいし、年一回のルーティンとして厄除け祈願は受けておきたい。サボると災難に襲われそうで怖い。というわけで立春寸前のこの時期にひそやかに神社にお参りしに行くことにした。

大安だったからか、年始の忙しさがようやく落ち着いてきた頃だからか、厄除け祈願大繁盛。いつもはもっとスカスカよねぇと言いながら夫と待合室へ。そろそろ呼ばれるかなーという頃合いでお手洗いに腰掛けていたら巨大な落とし穴にはまったかのような衝撃が全身に走って「???」とフリーズしてしまった。すぐそばをダンプカーが疾走したかのような感覚。あ、地震か!と理解するまで数秒かかった。あわてて下着をずり上げて夫のところへ。みなさんが地震だ地震だとスマホを見ていて、巫女さんはストーブを消して回る。

千葉北西部はもろに震源地だった。そのとき犬をひとりで留守番させていたので心配になり見守りカメラアプリで確認。いつも通りサークルの中を「留守番やだー」とちょろちょろしていた笑。怯えてなくて何より。

厄除け祈願の場で、神楽奉納というものを初めて見た。普通の祈祷料にプラスして神楽奉納代を払えばその人の名前を読み上げたうえで巫女さん二人がうつくしい衣装、髪飾り、鈴を持ってしゃらんしゃらんと舞を献上してくれるらしい。今日はどこかの社長さんが神楽をご所望したようだ。私たちはいつもの祈祷料しか払っていないのにタダで拝見しちゃって良いのかしら、と遠慮しいしい興味深く見せてもらった。ちょっとした舞台のようで優雅なひとときでした。お金払ってくれた人、ありがとう。ああ〜今年は能と狂言を見に行くぞ。帰りの車内ではもちろん踊りの真似をして夫に面倒くさがられました。しゃらん、しゃらん。

今日の一首。「波のおと嵐のおともしずまりて日かげのどけき大海の原」

おみくじに書かれていた歌。去年は確かに嵐だったかもしれない。父亡きあとの私たち全員の健やかな暮らしを祈ってきた。いろいろ努めますのでお見守りください、と。

@yuritanyogini
地味に地味に暮らしていても書きたいことは毎日こんなに見つかるのだ。足さず引かずほぼ本当の日記。だけどたまには嘘だっていい。