2024.1.5

yuritanyogini
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2024年も5日目。地震からもう5日も経つのかとじりじりとする。

昨日今日SNSやインターネットニュースサイトではJALと海保機の事故を受けてペットを貨物扱いではなく客席に同乗させるべきだとの意見、それに反対する意見の両方をたくさん目にする。事故が事故だけにどちらも少しヒステリックになっていて読んでいて疲れる。

私はどちらかというと人間とペットが完全に同乗するのは難しいだろうという意見だ。どうしてもペットシッターやホテルに預けることが出来ず、ペットを一緒に旅させなくてはならない少数の乗客向けに「ペット同伴機(ペット連れの客がいることを前提に一般客も搭乗したければしてOKみたいなペットフレンドリー機)」をつくるか、通常の飛行機の座席の区画を仕切ってアレルギーや鳴き声、においなどに配慮したブースのようなものを作るのが現実的な妥協点ではないだろうか。当然そのための費用はペット同伴客に運賃に上乗せになるだろう。

と、やや冷めた目で見ていられるのは私自身が犬を飛行機に乗せる必要に駆られたことがないからだ。親戚はみな関東に集まっていて急用があっても車と電車でアクセスできる、日帰りで行って帰ってこられるからどうしてもの場合は犬を朝から夜まで留守番させておくこともできなくはない(しないけど)。また、普段からお世話になっている動物病院がペットホテルも日中預かりもしてくれるので父の葬儀のときなどは朝預けて夕方迎えに行くまできめ細やかに世話をしていただいた。

でも、例えば転勤になったらどうだろう。関東から沖縄へ異動なんてことになれば引越しの際は犬を連れて行かなくてはならず、運搬手段は飛行機以外の選択肢はほぼないだろう。犬を客席に同乗できたとしても事故で脱出となれば何も持たずに逃げなくてはいけない。そのとき、足元のキャリーに居るだろう犬は……と思うと顔の筋肉が脱力してしまう。

今回のJAL機にペットを乗せていた人がどういう状況だったかは分からないし、特に明らかにする必要もないと思う。

立つ立場によってそれぞれの事情があって、ここまでは許せてここからはちょっと許せないという境界線があって、それらをすり合わせていくにはどこかの国の政治家お得意の言い回し「丁寧な」議論を続けていくしかないんだろうな。

今日の悩み。地震にショックを受けて勝手に傷ついて短歌がまったく思いつかなくなっている。

@yuritanyogini
地味に地味に暮らしていても書きたいことは毎日こんなに見つかるのだ。足さず引かずほぼ本当の日記。だけどたまには嘘だっていい。