習字教室の体験に行ってからというもの、先生が、アツい。
今どきの習い事の先生というのは皆さんそんな感じなのだろうか。というか他人の面倒を見るのが好きで、どんな大人子供ともある程度のコミュニケーションを図れる人でなければそもそも先生になろうと思わないんだろうな。私とは真逆の性格だなーと思いながらご厚意をありがたく受けまくっている。
先生も私もマンションの同じ棟住まい(体験に行くまで面識はなかった)。「入会キャンペーン特典の習字道具一式をすぐ手渡しできますよ」とLINEで言われて(うっ、既読をつけてしまった。次回のお稽古日当日にもらえればいいけどなー)という本音を呑み込んで今日の夕方マンションのエントランスで待ち合わせて受け取ってきた。
新品の筆のおろし方や洗い方、練習用の半紙はどこでいくらぐらいのものを買えばいいかなど簡単なハウツーを15分ほど立ち話で教わって解散。一緒にエレベーターに乗ると先生の住むフロアが分かってしまうので私は階段を小走りして自分の部屋へ帰りました……へんなとこで気を回す小心者。
余談だけど渡してもらった習字道具が青山フラワーマーケットの紙袋に丁寧に入れられていてこれもまたなんというか人としての品位が。半紙の丸め方などもすべてがいちいち美しい。
ここまでの気遣いだけでも充分ありがてえこってすなのだが、凄いのはここから。
ドしろうとの私に今月与えられた課題は「日光」という二文字。体験教室のときも一緒に筆を持って力の入れ方筆の進め方などは簡単に教わっている。「でもあの場の練習だけではわかりづらかったでしょう。あとで僕が書くところを動画に撮ってLINEしますのでそれを参考におうちで練習してみてください。他の生徒さんにも時々そうやって指導してるんです」ですって。
月謝をもらっている教室のその場その瞬間でナマの指導をするだけでなく、それ以外の時間でもきめ細やかなフォローをするのが先生の仕事なのだなあ。大変そう、絶対できない……。おまけにこの先生、習字はあくまで副業で本業は住居をデザインする系のお仕事。地域のボランティアで子どもの見守りや青少年の補導員?みたいなこともされている。清く正しく美しい身体をいくつ持ってるんスか。縁起の良くない想像でごめんなさい、でもこういう人のお葬式ってすごいんだろうなと容易に想像がつく。恩人ですと泣く人たちの列、列、列。
さて今はお会いした二時間後には送られてきた動画を3回繰り返して見たところ。一画ずつテクニックを解説しながらゆっくり書いて、書道用語の説明なんかもちりばめてあって。これはもうほぼ個別指導でしょう。良くしていただいている分、私も楽しみながら努力をしていこー。巧くなれなくても昇級に時間がかかっても、せめて先生の教えを素直に聞いてチャレンジしてみるだけでも。
今日のどよめき。Blueskyのユーザーが一気に増えた。昨日からかな、招待制をやめて誰でもアカウント作れるようになったらしい。私のタイムライン(Followingフィード)はリポストが多い程度であまり変化なし。