Audibleで聴いた作品も「読書」に入れていいのか問題。まあいいでしょう。多分Kindle版も買ってもう一度読むし。
まだ年が明けて半月しか経っていませんが、今のところ今年一すきな作品です。少なくとも上半期大賞は獲ると思う。本屋大賞にノミネートされていたそうなので当たり前といえば当たり前ですが、本当に良かった。
タイトルの日本語としての拙さに引っかかりを覚えて読み始めた作品だったので、その理由が分かったときには震えるほど嬉しかった。オタクは伏線回収が大好きだから。
全然関係ない話ですが、わたしは匿名ラジオという会社員2人がやっているラジオが大好きです。その中で「道徳の教科書の問題文を自分達で考えてみよう!」という回が好きなのですが、
ここで出てくる「これは、愛なのでしょうか?」というセリフが、この作品を読みながらずっと頭の中を回っていました。これは愛なんだろうか、それとも。その先がこわくて考えられなかったけど、最後まで読んで、きっと愛だったんだと思いたくなりました。
「一体、どうなっちゃうんだ〜!?(トムブラウン)」と思いながら1章が終わって、「一体、どうなっちゃうんだ〜!?(トムブラウン)」と思いながら2章が終わって、「一体、どうなっちゃうんだ〜!?(トムブラウン)」と思っていたら「Audible🎶(作品終了時の音声)」と言われて情緒がめちゃくちゃになったけど、でもこの終わり方が最高でこれしかないと思います。そんな感じです。
ぜひ読んでみてほしい。みんなみんな読んで、早く映像化してくれ。
タイトルが伏線回収された瞬間に泣くと思います。わたしは3回泣きました。
早く記憶を失ってもう一度まっさらな気持ちで読みたい。