プロダクト開発をやっていると、ユーザー目線を失ってしまうこと多々ある。
設計を考えたり、プログラムを書いたり、手を動かすフェーズに入ると陥りがちなのはあるあるだと思う。
そうならないために、時より引いた目線でプロダクトを捉えないといけない。ユーザー目線だけじゃなくて、ビジネスの視点、運用面など多角的に捉える必要がある。
特にディレクターの自分は、エンジニアのメンバーよりもこれを意識しないといけない。エンジニアと常に同じ目線・同じ視点ではいけない。そのせいか、逆にエンジニアに対して「これじゃユーザー使いにくいだろ、なんで気づかないんだ?」みたいなこと思ってしまうこともある。最近、それを深く反省した。
先日、ユーザー体験を設計する上で、だいぶ難易度高めなデザインモックを作成した。しかも期日が短く、超突貫で作った。作るので精一杯で「このフローじゃユーザー使い勝手悪いだろ」とか、そんなこと気づく暇は全然なかった。
いざ、モックを使って第三者レビューをしたら、私の視点はやっぱり外れていて。レビュー自体は成功したが、自分自身がまったくユーザー視点に立てていなかったことを痛感。あ〜、この感覚…
でもこれは仕方なかったと思う。自身で客観的に振り返る時間すらなかった。忙しければ忙しい時ほど、客観視する人は外部に設けるべき。他の人が役割を担えばよい。
エンジニアが開発で忙しくしているときこそ、ディレクターである私がいろんな目線でプロダクトを捉える。役割分担。むしろ開発しながら「この体験じゃダメだと思う」と気づいてくれる、そういったエンジニアには感謝しなくちゃいけない。