海外文学
ジェフリー・フォード
『アイスクリーム帝国』
『トレンティーノさんの息子』
(どちらも『最後の三角形』に収録されている短篇)
ポール・オースター『ムーン・パレス』
ジョン・コナリー『失われたものたちの本』
スティーヴン・ミルハウザー『空飛ぶ絨毯』
『ムーン・パレス』は今年のベストに選びたいがために1月1日に読み切ったくらいにブッ刺さった作品。これは人生の書。一生手元に置いておきたいし、10年後くらいに再読したい。
『トレンティーノさんの息子』もすごかった。これも人生の話。元々図書館で借りて読んでいたのだけど、文章があまりも良すぎて『トレンティーノさんの息子』の1ページ目を読みながら「あ、もう買う」に至った。構成美なんですよこの話は。
『空飛ぶ絨毯』は郷愁を刺激されてちょっと泣いた。文章が始終美しい、に尽きる逸品。
SF、ホラー
春暮康一
『オーラリメイカー』
『法治の獣』
『竜は災いに棲みつく』
『混沌を掻き回す』
『モータルゲーム』
グレッグ・イーガン
『貸金庫』
『ワンの絨毯』
飛浩隆
『グラン・ヴァカンス』
『ラギッド・ガール』
キム・チョヨプ『共生仮説』
天沢時生『ショッピング・エクスプロージョン』
小林泰三『酔歩する男』
貴志祐介『クリムゾンの迷宮』
春暮康一が強い!!ほぼ全部好きというド刺さりっぷり。生態系SFってこんなに熱い気持ちになれるんだな〜〜!最高!
あと『ショッピング・エクスプロージョン』は声出して笑った。これを書けるのは天才です。
ミステリ
白井智之『お前の彼女は二階で茹で死に』
麻耶雄嵩『貴族探偵』
『貴族探偵』に収録されている『こうもり』は特に度肝を抜かれた。ネタバラシされてるのに「!?」「!?!?」「!?!?!?」と頭が真っ白になったのは記憶に新しい。
『茹で死に』はなんでも許せる人向けの倫理観失い無茶苦茶作品なんですけど、酷すぎて笑えます。
ノンフィクション
角幡唯介『極夜行』
高野秀行『辺境メシ』
漫画
六内円栄『Thisコミュニケーション』
はしゃ『フィリピンではしゃぐ。』
あずまきよひこ『よつばと! 16巻』
ゲーム
『逆転裁判 蘇る逆転』
『十三機兵防衛圏』
『逆転裁判』は何のネタバレも踏まずに今まで生きてきたという奇跡があり、非常に新鮮な気持ちで楽しめた。シナリオが良いというのは、私がゲームをやる上で重要視している項目なので、もうほんと大満足。続編もプレイしていきたい(先日2買っちゃった)。
『十三機兵防衛圏』これはもうね〜〜〜!!とんでもない全部乗せ特大SFジュブナイル群像劇で、約1ヶ月間毎晩夢中でプレイしました。衝撃の事実が次々にプレイヤーを襲う、恐るべきシナリオ構成。「お前は誰だ」が口癖になってしまう真性神ゲー。