自分はよくポジティブだと言われることがあるが、とんでもない。めちゃくちゃネガティブな思考をしている。
その最もネガティブを発揮することが「期待をしない」である。ここでいう「期待をしない」は「ものすごくネガティブな結果を覚悟しておく」と言い換え得てもいい。最悪の結果が訪れても「ああ、でしょうね。だと思ってた。」で済ますことができるのだ。そしてこれの最大のメリットが、良い結果になったときの喜びが大きい。ほとんどのことに対して「ヤッター!期待以上だよ!!」と思えるのである。
どう育てられたのか、どういう原体験があったのか、もはや思い出せないが、だいたいのことを期待せずに過ごしている。「楽しみ〜!」と口では言うし、実際に楽しみに思ってもいるのだが、可能性として「全然楽しくない場合もあるだろう」と想像しておく。本当に楽しくなかったときのダメージ軽減の対処法なのかもしれない。
これを言うと「オマエ、性格悪いな」と言われる。まあ、そう思われても仕方がない。他人に対しての期待も低いことになるわけだから、何かを頼むときも心の中でそう思ってしまっていることは否めないのだ。悪気はないけれど、自衛だと思ってそうさせてもらっている。
これを読んだ何人かにも幻滅されるんだろうな。と、ほら、こういうところでやっぱり相手に期待をできないのである。