30歳を超えてから誕生日を素直に喜べないのですが、37歳という年齢は自分の中で特別な年齢で少し嬉しさがありました。
自分の父は白血病という病気で37歳で他界しています。おそらく父が生きたかったであろう人生を自分は全うしており、死んだ父の年齢に追いつきました。あれから30年経ったと思うと感慨深い。
父が患った白血病は、血液を作っている骨髄の機能が壊れてしまい血液が作れなくなってしまう病気です。正常に機能するドナーの骨髄・血液を移植して機能を戻す骨髄移植とよばれる手術をすれば助かる可能性があるが、この骨髄移植は血液が近い人同士しかできない(100万人に1人)。数週間で見つかるひともいれば10年以上かかる人もいるらしい。父は運良くすぐにドナーが見つかったので骨髄移植を受けることができるようになったため、大分県内の病院に入院していた。
当時、自分は7歳(小学校1年生)で、小学校が終わりに母と病院に通っていた。別府から大分まで高速で片道40分かけてほぼ毎日通っていたと思う。当時高速道路にETCはなく、整理券みたいな紙を受け取る仕組みで、その紙を捨てずに袋に入れて無限に溜め込むみたいな遊びを一人でしていた。シフトレバーにかけていた袋がパンパンに膨れ上がっていたのを覚えている。
病院では子供が入れない無菌室部屋なので、外から手を振ることしかできなかった。しかし父は自分たち兄妹が退屈しないように手紙を書いてくれたり、絵を書いてくれたり、お小遣いをくれて売店でお菓子買ってきてとお使いをお願いしてくれたりした。懐かしい。
骨髄移植の手術はうまくいかず、そのまま衰退した。死ぬ直前の病床で「今までありがとう、母さんをよろしくな」みたいなことを言っていた記憶がある。
死ぬ前に父がにどんなことを考えていたのかがとても気になっている。それを知る術はもうないのだけれど、自分が37歳になって当時の父と同じ年齢になり、家族を持ち色々と考える。もっと生きたかっただろうなとか、子どもの成長を見届けたかったのかなとか、自分が20歳になったら居酒屋で一緒にお酒飲みたかったのかなとか、一緒にフルマラソン走ってタイムを競争したかったのかなとか、もっと色んなことをやりたかっただろうなとか。きっとそういったことを考えていたと思う。もう叶うことはないけれど。
人生は一回しかないしいつまで生きれるかのなどの保証はない。だから悔いのないように37歳を全うしたい。健康すぎて死ぬ予定は全然ないんですけど!