2024/1/7(日)、、ついに僕は技術記事執筆を始めた。
書いて公開した後、世界が見違えるほど変わって見えて驚愕した。
なんでこんなに質の高い技術記事が乱立しているのか??と。
読みやすいし、内容は的確だし、間違いがあったとしてもちゃんと修正されるし、いいね数が一定数あって分量が多い記事はこれが無料でいいんですか!!と少し引くくらいに完成度が高い。
執筆してみた感想だが、主張が破綻しない文章の作り方に気をつけるのは当たり前として、用語や用法は間違っていないか、伝わりやすい文章を作れているか、自分の能力を明示し対象とする読者層がはっきりしているか、そもそも読んで嬉しい内容にできているかなど、色々と考えることが多くて思った以上に時間がかかった。
一応、大学の理系学部を卒業しているので卒業論文は書いている。分かりやすく構造的な文章をどのように書けばいいかの雰囲気はわかっているつもりだったが、その言葉通り、本当に雰囲気しかわかっていなかった。そのため全く筆が進まず、同じような題材を扱っている記事やいいね数が多くわかりやすい記事を参考にしたり、LLMに校正させたり、The 初心者の亀の如き速度で書き上げた。
やはり、百聞は一見にしかずという諺は物書きにも言えるらしい。
読者の視点であれば、これくらい1、2時間で書き終えるだろうという短い文章でも、準備の時間を入れたら優にその数倍の時間はかかっているだろうし、その道のプロが専門分野についてまとめる場合はキャリア10年+1時間みたいな計算になるだろう。
僕はZennやQiita、個人ブログなどには普段からめちゃくちゃお世話になっているがいいねをつけたことは一度もなかった。
最近、GitHubのOSS運用の大変さを知ってから、自分がお世話になっていて更新されてそうなOSSにはStarをつけるようになったが、それもほんの最近の出来事だ。
記事執筆を機に、ためになった記事にいいねしてみた。
技術記事を書くことで、アウトプットに慣れる、その分野に詳しくなる、読者として分析的に読めるなどさまざまな効能が得られるが、一番の効能は他者のアウトプットに感謝しようと思えることだと思う。
追記
結局、なんで質が高い技術記事がこんなにあるんだろうか。もしかしたら、企業によっては採用や広報も兼ねているから業務の一環で給与が発生しているかもしれないし、所属を明記していない人は新卒就活や転職活動で有利になるよう、名を売るために執筆しているのかもしれない。はたまた、僕のようにアウトプットする習慣をつけるため、あわよくば記事がその分野に貢献して認知されたらいいなのマインドで筆を走らせているのかもしれない。
ただ、OSSや技術ブログなどの自分の知識を他者に還元する文化はエンジニア特有な文化だと感じている。エンジニアを志望する学生として、このような文化は非常に助かるし、気楽にそれの一端を担おうと思う。