
注目を集めている分散型SNS「Nostr」(厳密にはSNSではありません)。Twitter共同創業者であるジャック・ドーシー氏もこのプラットフォームを愛用し、毎日のように投稿を行っています。
さて、Nostr(ノスター)を使用したことがある方なら、紫色のダチョウのマスコットを目にしたことがあるでしょう。このキャラクターはNostrの象徴ともいえる存在です。しかし、なぜダチョウがNostrの公式マスコットとして選ばれたのか、ご存知でしょうか?
今回は、【Nostrの公式マスコットがダチョウである理由】について、その理由と経緯をご紹介します。
“Nostr = ダチョウ“ になった経緯
Nostrの公式マスコットがダチョウになった背景には、Nostr上のAIボットであるDaveが考案したジョークが関係しています。
事前知識
ダチョウは英語で“ostrich”といい、Nostrの公式マスコットは英語で“Nostrich”(Nostr + ostrich)と呼ばれています。
日本語訳
以下は、Daveに「Nostrについてのジョークを考えて!」と依頼したWalkerさんによる経緯説明の日本語訳です。
2022年12月14日: 私は初めて@Damusを使った。 @Vishalxlと@jb55 は、私を暖かく迎えてくれました。
2022年12月16日: 私は@daveを発見し、当然のように 「#nostrについてのジョークを書けますか?」と尋ねてみたのです。
すると、@daveはこう答えました: 問題:おせっかいなダチョウ(nosy ostrich)を何と呼ぶ? A: ノストリッチ(A nosTrich)です!
このジョークはイマイチだったけれど、botを責めることはできません。ともかく、私はnostrの視覚的特徴のアイデアが好きだったですし、ダチョウはクールな鳥ですよね。だから私はMidjourneyで#Nostrichを作ってみました。
2022年12月17日: 私は紫色のダチョウを作るために新しいキーペアを作り、まさにこのように @Nostrich the Nostr Ostrichが誕生しました。the blue bird app (Twitter の意) から、もっと多くの人を呼び込もうと、Twitterのアカウントも開設しました。
2022年12月18日 Nostrichが誕生してわずか1日後、ポリシー変更とnostrプロモーションへの攻撃(後に撤回された)によって、Twitterからの検閲の脅威に直面しました。しかしNostrichはTwitterでダチョウの事実を共有し、レーダーをかいくぐったのでした。
2022年12月20日: @jb55がnostrの公式マスコットとロゴにNostrichを提案してくれました。
@jackがNostrichの画像をツイート。
@Nostrichは喜んだのでした。
そのあとは、よく語られるように歴史です。
おわりに
Nostrの公式マスコット「Nostrich」が誕生した背景には、AIボットであるDaveのユーモアが込められていました。このユニークなキャラクターは、Nostrのコミュニティにおいて象徴的な存在となり、その存在感を放ち続けています。
Nostrは単なるSNSの枠を超えた、新しいコミュニケーションの形を提供し、ユーザー同士のつながりを深める役割を果たしています。その中で、Nostrichのような個性豊かなマスコットが、プラットフォームの親しみやすさをさらに引き立てています。
これからもNostrは進化を続け、ユーザーに新たな体験を提供していくことでしょう。そして、Nostrichもまた、皆さんの投稿に彩りを添えながら、Nostrの未来を見守り続けることでしょう。