何かの出来事が起きると、SNSは騒がしい空間になる。
単純にその出来事について投稿する人が増えるというのが一番大きな理由だけれど、やっぱり騒がしいものは騒がしい。
ガセネタとかただ注目されたいだけみたいな内容は論外として、自分の状況を事細かに実況したり、不安な気持ちをそのまま何度もSNSに投げていたり、正しい情報を拡散しよう!という気持ちであれもこれもリポストしたりする人が増えるような気がする。
それぞれ、いつもと違う状況で何かしら心が動いてしまうからこその行動だということはよくわかるんだよ?
だけど、そういう一人一人の動きが集まることで、ノイズという集合体に変わってしまうのだ。
一つ一つの投稿が自分の心情や状態を率直に表現していたり、正確なソースに基づいた情報だったとしても、一つ一つを見極めるようなことは流れてくる大量の投稿から判断することは難しくて、やっぱりノイズだという結論になってしまう。
誰しもが悪意でやってることではないことはわかるけれど、それぞれの小さな正義感の積み重ねが、穏やかなSNSを穏やかじゃない空気に変えてしまっているんだろうな。
もちろん、私にはやめろ!なんていえるような権限があるわけじゃない。
だから、大きな出来事があって、いつものSNSが騒がしい空気だと思った時は、自分がそっと一息ついてSNSをひと休みするターンなんだと思うことにしている。
SNSと上手く距離を取れてる私アピールっぽい文章になっちゃってるかもしれないけど、単純に影響されやすい自分の性格が災いして、色々な人の不安や溢れる情報の波への影響を受けがちになることが理由ではあるんだけどね。
本当は、いつもとは違う状況だからこそ、いつもの穏やかな空気をSNSで吸うことで落ち着けたらいいな⋯ってめちゃくちゃ思うんだけどさ。
とはいえ、自分だって動揺はしているわけだから、自分が出来てないことを他者に求めるのは筋違いって感じかな。
災害時にSNSを活用しよう的な話を目にしたことはあるけれど、少なくとも私には災害時には別の手段で情報収集するのが合ってそうだ。