母親と話をしていて、私が子どもの頃通っていた幼稚園の話になった。私が通っていた幼稚園では、個人マークというのがひとりひとり与えられていた。おそらく平仮名がまだ読めなかったりする子がいたりするための配慮だと思われる。そのため、与えられていたマークは持ち物全てに名前とともに描かれるし、自己紹介をするときも「○○マークの△△（名前）です」と言う。
私は2年保育に通っていたが、年中がりんご🍎、年長がチューリップ🌷だった。しかしながら私の弟は年長のときだかでタコマーク🐙だったらしく、母は自分の息子が「タコ」と言われているようで気分が悪かったらしい。たしかに私もその時のことはよく覚えていて、自分の弟にタコマークが与えられてるのは、なんだかちょっとどうなの？と子どもながらに考えた記憶がある。先生はどうやってそのマークを決めたのだろう。人それぞれ価値観が違うのでなんとも難しいが、本人はさておき母親が傷ついたのは事実だ。
「男らしさ」「女らしさ」の是非が問われる現代、りんごマークは女の子、車マークは男の子、なんていうのも、アンコンシャスバイアスに繋がるとかになって、マークひとつ与えるのでさえ、昔と今じゃ大変さが全然違うのだろうな。と思ったら、今はそういう"らしさ""のあるマークを使わないこともあるそう。なるほどね。