昨日、大学時代お世話になった先生から何気ないラインが来た。近状を尋ねるごく簡単なもので、私は語彙力がないのでありきたりな言葉で返信するのがやっとだった。その先生が、ある昔の哲学者の言葉を紹介してくれた。
人は人 吾は吾なり とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり
ああそうか。私は私の道を進んでいるのか。人の道ではない、私の道なのだと、少し勇気をもらえた。私はたぶん、"普通の人生"は歩んでいないし、歩むつもりもない。30歳すぎてひとり身だし、もちろん子どももいないし、未だに親の世話になっているところもある。"普通の人"からはだいぶ外れた堕落した人生で、そのことを自覚しているからこそ、たまに(というか結構な頻度で)生きるのが辛くなる。でも生まれてしまったから、生きねばいけないし、自分の道を進んでいかなければならない。だって私の人生だから。
私はなにをやりたいのか。やりたいことはたくさんある。ても今一番やりたいことは、なんだろう。
そんなことを1日考えながら仕事をしていた。そう、仕事が楽しくないから。転職したい。それが今一番やりたいこと。数年前からずっと思っているけれど、実際は勇気がなかなか出ない。そうしている間に、私よりあとに入社した人がやめていく。私は追い抜かされる。
そしてもうひとつ。ずっと心の底で思っているのは、一級建築士になること。二級はだいぶ前に大学を出たあとにとった。やっぱりなりたい。資格取りたい。もっと勉強したい。
そろそろ、一念発起するときなのかも。そう先生のラインをみて思った。