メンタルがガシャガシャだったときのこと

yuuuumin
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私にはメンタルがガシャガシャだったときがある。

もともとそんなにタフではないと自覚しているので定期的に落ち込むことはあるが、その一時期だけはひどく疲れていた。

それでも生きていくためにはご飯は食べなきゃだし、仕事はしないとだから、やることはちゃんとやっていたと思う。

我ながら頑張ってた。

でも中々癒えないものは多くて。

忘れられない言葉もある。

頑張っていたときの自分と比べられ、「ちょっと前まで上り調子の噂聞いてたのに、最近は横ばいだね」って、たまに挨拶するくらいの同じ部署だか隣の部署だか上司なのかも良くわからないおじ様先輩に言われた、この言葉がひどく心に残ってる。

こんな言葉は、はっきりと覚えているのに

その時期に通っていた病院の先生の言葉も、薬剤師のお姉さんの気遣ってくれてた言葉もボヤついている。

何て言葉を掛けられたか思い出せないけれどそれでも優しい言葉をもらったことは覚えてる。

嫌な言葉で記憶容量は埋まってるけれど

心は素敵な言葉で少しずつ満たされていったので

ガシャガシャだったメンタルも、カシャカシャくらいには落ちついていった

忘れてしまった言葉を思い出すことも

刻まれてしまった言葉を忘れることも

出来ないでいる

でも、確かに救われたことは覚えている

ある意味では情操教育のようなもの

大人になってからでも私は、穏やかな人たちに育まれたのだ