今年最初に読む本はなにがいいかな、と本棚の前で少し悩み、水見稜『マインド・イーター』に決めた。なんとなくこういう基準で選んだ:
短編集: 最後まで読み切れるように。達成感が大事なので
希望が持てる内容: 新年だからなんとなく前向きになりたいので
既読のもの: 最近疲れてるので初めて読む本だと脳がついてこれなさそう
『マインド・イーター』は誕生日のいただきもので、何度も繰り返し読んでる。大好きな本。
そういえば、誕生日を迎えて一つ年を取ってから最初に聴く曲、とかも時間をかけて悩みながら決めていた時期があったなあ。験担ぎとは違っていて、「最初の○○」になんらかの意味と、あわよくば価値を与えて思い出のひとつにしたいみたいなやつ。
そんなふうにみずからストーリーを持たせにいく人間だから、物を手放したり断捨離したりが得意なわけがない。《思い出の物》ばかりで何も捨てられない。捨てないこと自体が悪いわけではないけど、もはや管理できない量にまで膨れ上がっているのに捨てられないのはよくないですね。
一日ひとつ何かを捨てることを今年の目標に加えようかな。やれたら日誌に書いていきます。