紙の本はすべて処分した。半年から1年前に占い本を箱に片付けそのまま放置していたのを、今日ブックオフに持っていった。正直未練はある。未練はあるけど、これ以上執着するのもなあっていう気持ちでもある。
なぜ処分したのか
収納スペースがない
これに尽きる。6畳の部屋に本を20冊ぐらい保管するのは意外と大変。箱も重いし、段ボールを放置してたら虫も湧いちゃうしね。
実際半年から1年本を入れていたんだけどその間ほとんど触ってないと思う。かろうじて1、2回触ったくらいかな。その時も目次を眺めたくらいなので、本格的に読み込んでいない。
西洋占星術本を読むことがない
恥ずかしい話、12年くらい西洋占星術をやってきたけど、西洋占星術本を読破したのは3冊くらいしかない。入門向けの本をざっと読んで、本格的な内容の本は辞書的に本を開いていた程度。読み込んではいない。占いの知識の大半は西洋占星術講座で習ってた。
10年かけてそれなので今後も読むかと言われたら、微妙だなと思う。
読んでもつまらない・アウトプットがない
西洋占星術は他の技術本や新書などに比べて圧倒的につまらなく感じる。なんでだろうと思ったんだけど、占いの本が「暗記して覚えろ」っていうタイプの本が多かったからだと思う。
また、占いは他人を占って初めて実力がつくところもあるので、本を読んでばかりでは何も身につかない。いわゆるインプットばかりが肥大化して、アウトプットが全然できなかった状態である。
一応無料占いをやったけど、有料占いに比べると占いにくいというか、プラットフォームやヒヤリングの制限があるのがね……。XのDMや知恵袋とかでやってたけど、全然なんか実力がついた気がしなかったなぁ。
占いの本を読むよりも、別ジャンルの本を読むのが楽しい
占いの本がつまらないのもあるんだけど、別ジャンルの本を読むほうが圧倒的に面白いんだよね。手を動かして学べるITの技術書。様々な視点から世の中を眺める新書。その手の本を読みながら「あ、これは西洋占星術のここに通ずるな」とひらめくのが楽しいというか。
占いの本ってなんか閉じこもってるイメージがあるんだよね。読んでても占いの技法や理屈に凝り固まってしまう感覚が苦手でね……。
SNSの発信雰囲気
これは占い本の処分とはちょっと違うかもだけど。
XなどのSNSの雰囲気が苦手だったっていうのもあるかな。SNS占い界隈に馴染んでいれば、他の人からいろいろやりとりをして楽しめたところはあったと思う。でも、今の「集客!マーケティング!ブランディング」全開のSNSで楽しむはきついんだよな。
基本的に占い界隈は「占い師の営業ツール」として使っている人が大半である。なので、素人の一対一で話すコミュニティみたいなところはあまりなく、あったところで自分の生きづらさや不幸自慢・自分の性格(を受け入れてほしい)を主張する場でしかない。
なんだろうなー。「占いを通じて相手を利用する・動かそうとする」雰囲気がもう駄目だったんだろうな。
占いの卒業が近いのかもしれない
ここ数年で「占いの卒業」を感じる機会が増えてきて。
Fediverseの楽しさを知って集合型SNSがしんどくなった。占い鑑定に行ってもアドバイスばかりでつまらない。占いの本を読んでもワクワク感がない。占い師のハイリスクローリターンの雰囲気。
なんだろうね、占い自体が負のオーラにまみれてるというか、昔ほどキラキラ・ワクワク感がなくて。「これ以上勉強して楽しいことある?そもそも他にやることがあるでしょ」っていうところがある。
西洋占星術自体は楽しいんだけど、それ以上にやらないといけないこと、勉強しないといけないことが増えてきたというか。占いに興味を持ってくれる友人がいるのはうれしいので、その中で楽しめればいいかなという気がする。
とはいってもまだ未練はある。でも私もこの12年で変わったし、私を取り巻く環境は変わる。だから今は占いの外のこと、とくに今後のことを考えていきたいな。