育児休暇はじめました(3ヶ月目)

yy_yank
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3ヶ月目。3月末で育児休暇は終わる。休暇が終わるのかということ、何も成果が出せてないかもしれないという焦り、仕事に復帰できるかなという不安。育児や家庭内のコミュニケーションなどで若干しんどさがある。働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござる!

毎年、自分は2月か3月に体調を崩す。理由はよくわかってない。一番寒い時期だからか、寒暖差か、花粉なのか。とにかく毎年調子を崩すのだが、前述した育休の終わりが迫ることでの焦りや、日々の「何も出来なさ」などで調子の悪さに拍車がかかっている感じがする。

しかし、誤解しないで欲しい。自分の子供はめちゃくちゃ可愛いし、家族とも仲が良い。リフレッシュも充分出来ている。それでいて、こういう焦燥感に駆られるのだ。

というわけで、自分の仕事中毒、生産性中毒、生産性依存みたいな「弱さ」と向き合うことになっている。これまでの人生、育休に限らず休暇に入る際に毎回「休みすぎると調子悪くなるので」と冗談交じりに口癖のように言っていたのだが、体感が合っていたのだなということが証明された。

子供が2人いると思った以上に何も出来ない。第一子の送り迎え、赤子を抱っこして機嫌を取る、お風呂や寝かしつけ。そうなると、じっくりパソコンに向き合えるのは夜だけとか、合間の10分だけとか。

夜に時間があるかといえば、2人の子供と自分の睡魔との攻防次第。夜に時間があるというのは幻に近い。自分が朝型で、早起きでも出来れば良いかもしれないが。そもそも睡眠時間の確保を優先したい。

ということで、なかなか何も出来ないし、何をすべきか、何か出来ないかを考える時間ばかり増える。スキマで出来るSNSを眺めたり、短い動画を見たり本当にやりたいこと以外が捗ってしまう。スマホとリモコン。相変わらず片手でこなせることしかない。「今日も何も出来なかったなぁ」みたいな思考。精神衛生上よろしくない。ホントに。

作業欲求というか、進捗をとりあえず出すことに安心感を得てしまう。何かを成し遂げないと不安になる。何も成し遂げてない自分と向き合う。休暇なので休めばいい話なのにね。

進捗を出すことで安心感得ると進捗中毒になり、段々と目的が失われてしまう。いつしか、とりあえずやってるからヨシ!成果を出した!となってしまうことがある。あえて進捗の誘惑に負けず、大事なことだけを手をつけるようになりたい。選択と集中とかいうやつでしょうか。

難しいのは、選びすぎてしまって何も行動できないとか、行動を優先するあまり選べていないとか。加減が難しい。行動しないと生産性依存に苦しみ、依存を解消しようとすると吟味出来ていないものを選んでしまう。なので、どうでもいいこと2割、大事なこと8割ぐらいでいいのかもしれない。大事なことだけやろうとするとうまくいかない。

育児中、たくさんのうまく行かないことを受け入れて楽しくすごす器量が試される。子供も親もたくさんの失敗をする。それを受容して一緒に考えたり、克服したり、ダメなものはダメと言ったり。器と心身の健康、信頼みたいなものが根っこは大事だなと思ったりする。

休暇中、なんだかんだ色々考えられたのが良かった。仕事との距離をおいたから俯瞰して見れたところもあった気はする。

もうすぐ4月。働きたくはないけど、作業欲求を満たすため(半分冗談半分本気)にも、仕事に戻る決心もついてきた。程よい距離感で、たくさんの失敗や成功や楽しさやツラさ。色々受け入れて楽しめると良いな、など考えている。