最近、一部のチューニングショップで、敷居を下げるのに必死、なように見えます。
実用性重視の時代
特に車は実用性重視、コスパ重視になってきて、売れてる車のトップがホンダのN-BOX。軽自動車のスーパーハイトワゴンです。
まぁ、好き嫌いはともかく、後席までゆったり座れて、税金も安く、ムダに場所は取らずに取り回しも良い。そんな車ですね(乗ったことないので、イメージで語ってますw
逆に趣味性の高い車は一部を除いて不人気です。
本当に不人気なのか
例えば、趣味性の高い車でも爆発的ヒットをしてる印象のある車として、ジムニーがあります。
ですが、恐らくジムニーは趣味性が高すぎて、スズキ本社もそこまで売れるとは思っておらず、生産ラインを拡大してこなかったのが、長納期の原因だと思っています。
そして、ジムニーノマドの存在
4日で5万台売れて、受注停止に陥りました。
ジムニーとジムニーノマドのわかりやすい違いって、ジムニーは3ドアの軽、ジムニーノマドは白ナンバーの5ドアです。つまり、実用的なジムニーです。
確かにジムニーは趣味性が高いですが、実用性の観点から見送りしていた人が、ジムニーノマドの登場で飛びついた、と言われています(実際は知らん
まぁ、GR86とかGRヤリスとか
趣味性全振りな車種もありますが、全体的には少数派。ちなみにGRヤリスに実用性をプラスしたようなGRカローラは生産台数自体が少ないので、あんまり伸びてません。
趣味性と実用性が両立した車といえば

我らがスイストスポーツ。
……もっと評価されてもいいと思うんですけどね(ボソッ
あと、サーキットも走れる4ドアと言うと、シビックタイプRでしょうか。
ただ、ちょっと色々と業界に変化が……
例えばスイスポ。
実用性が高いホットハッチではありますし、ガッチガチにチューニングして、サーキットでタイムアタックしている……かと思いきや、そーゆーチューニングを専門にしていたショップのうち、いくつかは、初心者よりアピールをブログやSNSにしたりしています。
まぁ、デモ車を見る限り、メチャクチャ尖ってるんですが、それだけだと、敷居が高くて初心者が寄り付かない、商売としての規模が大きくならないので、敷居を下げて初心者を取り込みたい、と言う思惑が何となく透けて見えます。
たぶん、このままだと、先細りになっていく未来が見えたんじゃないかなぁ……。
他にも
割と老舗のパーツメーカーはデモカーをガッチガチの最速仕様に加えて、コストパフォーマンス重視、街乗りも考慮したライトチューンのデモカーを追加したりしています。
これも敷居が高い、と言うイメージを払拭し、初心者を取り込もうという企業努力かと思います。
他の車種でも
尖りすぎた結果、敷居が高く、リピーターは来てくれても、ご新規さんが来てくれない、と言う雰囲気のショップさんもいて、大変だなぁ、と。
業態そのモノで間口を広げるショップさんも
例えば、ディーラーになって、一般客にフツーの車を売りつつ、チューニング業をやっているショップさんも、いくつか思い当たります(割と大手
他、タイヤ館石神井さんが典型ですが、タイヤ館、と言う業態ですので、一般のお客さんもタイヤ交換に来ます。で、タイヤ交換から始まって、車両全般の整備に発展するケースもあるようです。
まぁ、私の場合もタイヤ交換から始まって、タイヤの消耗具合から、色々チューニングが始まった、と言う感じですが、そーゆー入口からチューニングに発展するケースもあるんじゃないかなぁ、と。

とにかく、入口が低いか広いかじゃないと、なかなか寄り付き難く、お客さんは増えないんじゃないかなぁ、と。
若者の車離れと言うけれど
都市部だと、車離れ自体が起きていて、マイカーを持たずにカーシェアで済ませているのが実態かと思います。
そうなると、チューニングなんてお客さんが増えるわけもなく、市場はどんどん小さくなる一方です。
チューニング一本で食っていくなら、お客さんをたくさん取り込むか、チューニング以外で食っていく手段を模索するか。
こーゆーのもレッドオーシャンと言うのだろうか?
実用性重視の時代だからこそ
趣味性全開の業態って生き残るの難しそうですよね……まぁ、私はあくまで一顧客なので、業界が尻すぼみになってしまうと、色々困ることは困るんですが、メシを食うのは困らないしなぁ、と言うわけで傍観ですw