長年使っていたVivaldiに見切りを付けて、Edgeへと切り替えた話。
きっかけはニンダイ
ちなみに、私はSwitch持ってませんw
で、何でニンダイがきっかけかと言うと、ニンダイでFediverse全体の投稿が一気に増えて、一時的にfedibirdが重くなりました。
こんなこともあろうかと
実は私はfedibirdのバックアップ用にmisskey.cloudにアカウントを持っていたのです。
と言うわけで、misskey.cloudのサイトを開いてデッキモードに変えたら……カラムがない。
まぁ、何かで設定が吹っ飛んだのだろう、と思ってカラムを設置したらリロードしたら吹っ飛ぶ。何度やっても同じ。おかしいと思ってはなみすきーでもやってみましたが、結果は同じ。ioだけはデッキは記憶してましたが、ioはfedibird以上に重くなっているうえ、普段からioは他サーバーへの配送が遅延するのが仕様なので、バックアップとしては使えず。
結局、その日はfedibirdが軽くなるまで待つことに。
余談ですが、任天堂の転売ヤー対策は見事でしたが、割と抽選予約のハードル厳しかったみたいですね(予約できなかった人が続出してるっぽい
後日、Edgeで試してみたところ……
カラム配置記憶するじゃねぇか!!
つまり、これはmisskeyのバグではなく、Vivaldiのバグ……。
まぁ、地味に魔改造されているので、割と変なバグが仕込まれていることが多いんです、Vivaldi。
ただ、それより感動したのはEdgeの起動の速さ。Vivaldiの時は起動してから飲み物を用意してちょうど良いぐらい、時間がかかってました(数分ぐらい?)
最近のアプリの基準からすると、かなり遅い部類に入るでしょうか。
ですが、Edgeだと一瞬です。この起動時間の差にやられました。
と言うわけで、ちょっとEdgeをお試しで色々と……。
サイドバーが右側固定、と言うのはアレですが、私が好きな垂直タブが組み込み実装。しかも、折りたためてコンパクトに。
まぁ、この辺は会社で使ってて分かっていたんですが。
Vivaldiのサイドバーはモバイル用の画面を出すので、うまく表示できないサイトも多いのですが、Edgeの場合はサイトをそのまま表示もできますが、専用アプリも用意されています(ウェザーニュースとか)
地味にメチャクチャ便利。
そして時代は組み込みAIですよ
Edgeの最大のウリと言えば、サイドバーに生成AIであるCopilotが初めから組み込まれていること。
まぁ、これ自体はCopilotをサイドバーに出せば、Vivaldiでも近いことはできます。
が、当のCopilotに聞いてみると、どうもEdgeには初めからCopilotが組み込まれているらしく、パフォーマンスの最適化を行っている、らしい。
その辺はChromeも同じらしいんですが、さらに言えば、EdgeはWindowsのOSにも組み込まれているらしい。その分、パフォーマンスが高いのだとか(Windows環境の場合)
それって、EUで独禁法に引っかからなかったっけ、とCopilotに聞いたら、IEはダメだったけど、EdgeはOKなんだとか。
まぁ、世界的なシェアで考えたら、Chrome一強の現代において、EdgeがちょっとWindowsと抱き合わせで販売されようと、気にもしない、と言うことなのでしょう(だって、抱き合わせしても、もう独占できないんだもの)
ベースがChromiumと言うことはあるのでしょうが、かつてのIEのようにセキュリティホールだらけの野暮ったい動きをするブラウザとは一線を画し、むしろ野暮ったい動きをするのはVivadiの方に。
テッちゃん、理想に技術力が追い付いてないよ。
ビッグテックのChromeはどうよ
と言うことを、延々とCopilotに尋ねますw
他社製品のことなのに、素直に教えてくれるCopilotは優しい。でも、自社製品アピールを忘れないCopilotはたくましいw
結論からすると、ChromeもAIが組み込まれていて、パフォーマンスの最適化をしているらしいですが、クロスプラットフォームのChromeとWindowsに最適化されたEdgeだと、パフォーマンスにEdgeが分があること、さらに組み込まれてるAIがCopilotは推論エンジンがChatGPT4 Turboであること、組み込み機能として、垂直タブ、マウスジェスチャ、サイドバーが初めから実装されていること、等々アドバンテージがある、と(拡張機能で後から追加もできますが、親和性の問題とパフォーマンスの問題で組み込み式にはかなわない、と)
そもそも、ChromeじゃなくてVivaldi選んだのって、組み込みで垂直タブとマウスジェスチャーとWebパネル付いてるからじゃねぇかw
と、諸々考えると、Edgeかなぁ、と。
で、さらにGeminiに聞いてみた
よくAIが使う『シームレスな体験』と言うのが、実はChormeはほとんどできないらしい。AIにアクセスするUIがアドレスバーからのみ、しかも、これってEdgeでも同じことができるわけです。
生成AIの違いはあれど、ブラウザ単体のパフォーマンスで言えば、Windows環境下に限った話だと、どう考えてもEdgeが上です。Chromeを選ぶ理由がなくなりましたw
生成AIから考えてみる
Copilotは推論エンジンがChatGPT4 Turbo、GeminiにはGoogle謹製っぽいですが、この分野、OpneAIが非常に強いイメージが(実際、ChatGPTは漫才できるレベルで凄い)
GeminiにはGoogleのリアルタイム検索能力を駆使して、取得した情報をまとめるのに特化してるらしいですが、どうせ遊ぶなら、そこからさらに推論でひと手間加えるCopilotの方が面白そう(CopilotもBing検索使えるわけだし)
まぁ、パフォーマンスと組み込み機能でEdge一択なんですが、組み込まれてるAIでも、Edgeの方が面白そう、と思っています。
しかし、Microsoftってシェアだけで選んでいた気がしますが、ここ数年(OpneAIと組んでから?)急速に良くなった気がしますね。
昔は消去法で選んでましたが、今は積極的にWindowsを使いたくなってきたw
とは言え、エコシステムと言う観点で言えば
ほぼ、サービスの大半をGoogleで固めてしまっているので、Chromeを使った方が親和性は高そうなんですが、結局、サイトにアクセスして云々、とやるだけなので、別にブラウザは何でもいいし(特に中身がChromiumであれば)
それはそうと、現代のアプリケーション(メールやカレンダー、RSSリーダー)はクラウド上のサービスを使うことが一般的になっていて、ローカル環境にアプリケーションをインストールして使うことは稀。
結果的にこれらのサービスをローカルで走らせようとしているがため、Vivaldiは重くなってしまっている、と言う側面は否定できません(そのくせ、Vivaldiのメールもpop3ではなく、IMAPなので、クラウドサービスでもいいんじゃねぇか、と)
生成AIをブラウザに組み込めないため、リアルタイムのリソース最適化ができない、と言うのもVivaldiのパフォーマンスが上がらない要因の一つになりそうです。
ビッグテックやAIに背を向けるなら、Vivaldiと言う選択肢は相変わらず有用でしょうが、私はこの一か月ですっかり生成AIの利便性にやられてしまったので、より生成AIとの親和性を高いEdgeを選ぼうかと
Vivladiはその思想上、ビッグテックに迎合することはなさそうなので、今後もAIが組み込みされることはなさそうです(ビックテックでないと、生成AIの開発は無理ではないかと。
余談
EdgeはOSに統合されたブラウザ、と言うことで、Copilotに家庭用PCのOSで、もっともAI統合が進んでいるのはWindowsか、と言う問い合わせをしたら、Yes、と。
Appleなどは急ぎ、追いつこうと走っているらしいですが、今のところ、Microsoftの優位性は崩れず、Appleintelligenceも私が見たところ、音声インターフェースとしては生成AIの組み込みはうまく行っているらしいですが、バックグラウンドの処理はChatGPTに任せてしまっているように見え、確かにCopilotも推論エンジンはChatGPT4 Turboですので、OpneAi頼みであることは否定できませんが、まだ先を行っているな、と。
何より、ChatGPTのトークンを消費せず、GPTエンジンを使用できるCopilotは素晴らしいw
まぁ、フロントエンドの問題だと思いますが、よりパーソナライズされて会話が楽しいのは本家ChatGPTですが、Bingによるリアルタイム検索とGPTエンジンの推論力を併せ持ったCopilotはよくできているなぁ、と。
本当、Microsoftって、もともと消去法で選ぶような会社だったのに、いつの間に積極的に選びたくなる会社になったのだろう?