日本人って割とジャイアントキリングが好きなところがある気がします。
そのまんまのタイトルのマンガもありましたがw
私はそのマンガ、詳しくはないのですが、確か、弱小プロサッカーチームが、かつての天才プレイヤーを監督に据えて、MFに才能はあるけど、まだ開花してない(たぶん、メンタルが原因)選手を中心に下剋上していく話だったかな。
そーいや、ジャイアントキリングって日本語にすると下剋上ですね(どうでもいい
ジャイアントキリングと言えば一寸法師
まさに小人が巨人を倒す、と言うおとぎ話で言えば、一寸法師。言うて、日本人、一寸法師の話ってそんなに好きかどうかって言われると?
例えば頭文字D
アレは非力なAE86が馬力の差が出にくい峠の下りで、自分より馬力が上の車に勝っていく話だったと思います。主人公の天才的なドライビングテクニックがあったとは言え、根幹は非力なAE86が馬力がはるかに上の車に勝っていくのが痛快だったため、大ヒットしたのではないかと(MFゴーストについては知らない。
まぁ、ストーリーが進んでいくと、さらに小さなカプチーノが出てきたりするんですが、それはまた別の話。
現代のAE86
86、と言う名前の車は販売され、実際に初代86(ZN6)は似たような立場の車になるのかなぁ、と思ったり思わなかったり。
いや、ZN6って割と速いんですよ。ただし、乗り手にもよる、と言うところも割とAE86に似ている気がします(まぁ、世の中、実はAE86の再来を求めていたわけじゃなく、S15やAP1、FD3Sの再来を求めていたんじゃ、と思わなくもないですが)
だから、後継のGR86(ZN8)は排気量を上げて馬力も上げたんじゃないかな(要はZN6は非力だった)
ちなみにGR86は結構バケモノです。それこそ、S15、AP1辺りとは互角に走れるんじゃないかな(乗り手の腕とチューニングによる)
流石にFD3Sはちょっと格が違うかもしれない……。
現代のジャイアントキリング
フィット、ヤリス、マーチ、ZC32Sまでのスイスポ、辺りが該当するでしょうか。
TC1000なら42秒台が狙えて、TC2000なら1分8秒台が狙えます。うかうかしてると、ZN6辺りだと、食われてしまいます。
逆に言えば、ZN6はそれらの車よりは(一般的には)速いので、小人か、と言われると微妙かなぁ、と思ったりもするわけです。
小さな巨人

同じスイスポでもZC33Sの場合だと、ちょっと事情が変わってきます。この車、チューニング次第ではうちの車でも1分3秒071で走れてしまうバケモノに変わります。前輪駆動車に限って言えば、シビックタイプRと互角以上に走れてしまう車です。中途半端なチューニングだと、GRヤリスですら、食われかねません。なりは小さくても、こいつは巨人です。
逆に言えば、ZC33Sでタイムを出したところで、『あの車は速いからね』で終わってしまう車です(泣)
マンガだと、頭文字Dと言うジャイアントキリングが流行ったわけですが
実際のところ、ジャイアントキリングって車の世界では流行ってないと思います。どちらかと言うと、馬力があって車格の大きな車が持て囃され、スイスポのような車は、あまり流行っていなような……。
自分で乗ってて言うのも何ですけど、別に小さな巨人で大きな巨人に勝っても爽快って話でもないですしね……ただ、直線では負けてコーナーで取り返す、と言う頭文字Dと同じような展開にはなってます(もう馬力の差はどうしようもないです)
走ってて、周りが自分より馬力があって直線が速い車ばかりだと、割とゲンナリしますよ……。